2023年12月 / 11月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫01月
2009.07.11(Sat)
Top Page > 旅行/お出掛け > 早太郎伝説の長野県駒ヶ根市にある「光前寺(こうぜんじ)」を訪問(長野南部旅行7/9)

早太郎伝説の長野県駒ヶ根市にある「光前寺(こうぜんじ)」を訪問(長野南部旅行7/9)

「名勝光前寺庭園」の石柱
奈良井宿を観光した後に、車で長野県の駒ケ岳にある「光前寺(こうぜんじ)」に辿り着きました。
光前寺はwikipediaによると以下の通りで、まさにこの「霊犬早太郎伝説」に心引かれてやって来たという訳です。

長野県駒ヶ根市にある天台宗の別格本山の寺院である。山号は宝積山(ほうしゃくさん)。院号は無動院。本尊は不動明王で秘仏。信濃五大寺(戸隠山の顕光寺・善光寺・更科八幡神宮寺・津金寺・光前寺)のひとつに数えられた。1967年(昭和42年)5月10日、庭園が国の名勝に指定された。また、霊犬早太郎説話でも知られている。


長野県駒ヶ根市にある「光前寺」の「仁王門」
「光前寺」の「仁王門」です。門の左右にはお決まりの阿吽の仁王像が拝されています。中々迫力があって見応えがありますよ。

「光前寺」の門から境内へと続く参道「光前寺」の光苔
仁王門をくぐり抜けると、境内への参道が続いています。
「光前寺」は「光前寺庭園」という名勝で、光苔で有名らしいですが、日中の光の中では光っているのかどうかは良く分りません。
ただ、石垣の隙間の薄暗いところに生えている苔はかすかに光っているように見えます。夜間だとよりはっきりと光っている苔が観賞できるのでしょうか。

「光前寺」の三門
参道を歩きつくと「三門」があります。門には見えない見事な造りです。三門を抜けると境内です。

「光前寺」の本堂へと至る階段「光前寺」の本堂
境内に入ると本堂へと続く石造りの道があり、左右には池があります。池を渡る石橋を通り本道の階段へと行き着きます。階段の両脇には一対の石燈篭が配されています。
本堂は歴史と風格を感じさせる荘厳な造り。観光客は少なく厳かな雰囲気があります。

「光前寺」の本堂にある早太郎の像
本堂には霊犬早太郎の木像がありました。精悍な顔つきで、筋肉が引き締まり、見るからに俊敏そうな犬です。同じくwikipediaの光前寺のページから引用すると以下の通りです。

この説話は、当寺や、その他各地で語られているものであるが、その内容は類型的である。また、早太郎の名は、伝わる地方により異なり、遠江国では悉平太郎という。駒ヶ根でも、疾風太郎という別名が伝わっている。

昔、光前寺に早太郎というたいへん強い山犬が飼われていた。その頃、遠江の見附村では、毎年田畑が荒らされ、その被害に困った村人は矢奈比売神社の祭りの夜に村の娘を人身御供として神様に差出し、これを鎮めていた。

延慶元年(1308年)8 月、この地を旅の僧侶が通りかかり、神様がそんな悪いことをするはずがないと祭りの夜にその正体を確かめると、現れた怪物が「信州の早太郎おるまいな、早太郎には知られるな」と言いながら娘をさらっていった。僧侶は、早速信濃へ行き、光前寺で早太郎を探し出し和尚から借受けた。そして次の祭りの日、早太郎は娘の身代わりとなって怪物(老ヒヒ)と戦い、見事退治した。

戦いで深い傷を負った早太郎は、光前寺までたどり着くと和尚にひと吠えして息をひきとったと言われている。 早太郎を借り受けた僧侶は、早太郎の供養のために大般若経を光前寺に奉納した。これは寺宝として経蔵に保管されている。また、本堂の横に早太郎の墓がまつられている。


「光前寺」の「延命水」「光前寺」の「延命水」にあったドトールのマグカップ
光前寺の本堂を出ると「延命水」と示された案内板があり、それを頼りに言ってみると湧き水の「延命水」がありました。飲むのは自己責任でと書かれた看板があります。
そして何故かドトールコーヒーのマグカップが置かれていました。うーん。なんだかなぁ・・・・
とりあえずマグカップを使わずに飲んでみました。心なしかHPが全快、はしないな。混じりけがない自然の水です。

早太郎の墓
本堂から少し歩き、本堂の斜向かいの位置関係にある場所に早太郎の墓があります。よく見ると小さい犬の石像がチョコンと墓前に置いてあります。ちょっと可愛らしいですね。

「光前寺」の三重塔三重塔と早太郎の石像
早太郎の墓の直ぐ隣には三重の塔があります。三重の塔から階段を下ったところに、霊験早太郎の石像が立っています。

早太郎ポスト
光前寺を出て、近くのお土産屋に向かう途中に郵便ポストがありました。隣に立てられた看板には「早太郎ポスト」とあります。しかも命名されたのは2000年12月と割と最近。更に「日本丸型ポスト協会 認定第十二号」と書かれていました。「日本丸型ポスト協会」でぐぐってもそれらしいページは見つからず。一体何をしている協会なのでしょうか。

駒ヶ根高原美術館
ちなみに蛇足ですが、光前寺の近くに駒ヶ根高原美術館があります。
関連記事

タグ(ブログ内検索もできます)早太郎 長野県 駒ヶ根 光前寺

16:24  |  旅行/お出掛け  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

関連エントリー

Loading


Comment

コメントを投稿する

※コメントは承認するまで表示されません。


管理者だけに表示

▲PageTop

Trackback

この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック

 | BLOGTOP |