2009.07.22(Wed)
2009年春夏の防水デジカメはキヤノンの「PowerShot D10」が最高



この前海の日三連休の2日間を使って八丈島を訪れましたが、海にうねりが発生し全体的に透明度はイマイチでした。ただ入り江状になった箇所では透明度が以上に高く、これが本来の八丈島の海かと感嘆しました。
「こんな綺麗な海の中を撮影したい」と欲求がフツフツと湧いてくる訳ですが、既に持っているフィルムカメラの「ニコノスⅤ」では重たくて、しかも最大35枚しか撮れないし、海の中じゃフィルムの交換も出来ません(そもそも荷物を軽くするために八丈島には持っていかなかったし)。
また、昨年に買ったGR2用の防水ケース「DiCAPac α(ディカパック アルファ)」の「WP-310」も万一の浸水を考えると怖くて常用が避けたいところ。
という訳で防水カメラが気になってくる訳ですが、探してみたら今年の春夏に発売されたモデルを比較している記事がありました。
この春話題の「防水デジカメ」を比較する――機能・操作性編 - デジカメWatch
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/bousui_digicame/2009/04/27/10752.html
この春話題の「防水デジカメ」を比較する――画質編 - デジカメWatch
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/bousui_digicame/2009/05/11/10793.html
【第1章】個性豊かな防水デジカメ、製品選びのポイントとは? - デジタル - 日経トレンディネット
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/special/20090707/1027598/
【第2章】最新防水デジカメ6機種を徹底比較《実写画像付き!》 - デジタル - 日経トレンディネット
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/special/20090714/1027700/
デジカメWatchで紹介されているのはオリンパスの「μTOUGH-8000」と「μTOUGH-6000」。スペックの違いは水深深度が10mと3m、そして有効画素数が1,200万画素と1,000万画素と異なっています。
そしてキヤノンの「PowerShot D10」とパナソニックの「DMC-FT1」、富士フイルムの「FinePix Z33WP」、最後がペンタックスで、これだけが昨年のモデルの「Optio W60」です。
日経トレンディネットで紹介されているのは、上記の機種に加えて三洋電機「Xacti DMX-CA9」が紹介されています。
両方の記事に間に合わなかったのが、ペンタックスから発売された新機種「Optio W80」です。「Optio W60」の後継機に当たります。
さて、この中で1機種を選ぶとしたら、キヤノンの「PowerShot D10」で一択です。もちろん個人的な意見ですが。

まず、用途は海中での撮影ということ。しかも自分の場合はシュノーケリングになります。潜る時は5mとか8mとか潜ってしまうので、そうなると水深深度が浅い機種になると心もとない。この時点で残るのは10mまで対応している「PowerShot D10」と「μTOUGH-8000」のみになってしまう。他の機種は3m~4m、「Optio W80」も5mと要件を満たしていない。
次に水没時間の観点から。シュノーケリングでは1時間程度泳いだら上がって休みのがルールですが、調子が良いときは1時間でも2時間でも泳いでしまう。なので水没時間が制限されていると厳しい。カメラの水没時間に気を取られてシュノーケリング自体が楽しめなくなってしまうと本末転倒です。
なので、水没時間に着目すると、特に制限が無い「PowerShot D10」か「FinePix Z33WP」に絞られる。
続いてカメラ本来の性能をチェックする。レンズを見ると「PowerShot D10」が最もワイド端が明るく「F2.8~4.9」。他の機種はF3.5やF3.3と比較的暗い。富士フィルムの「FinePix Z33WP」は「F3.7~4.2」とテレ側が最も明るい。
手振れ補正の有無を見るとオリンパスの「μTOUGH-8000」と「μTOUGH-6000」、キヤノンの「PowerShot D10」、パナソニックの「DMC-FT1」が手振れ補正を搭載している。他の機種は手振れ補正はなし。
海中は波の影響やうねりがあり、体が結構揺れる。というか揺れていないことはまずない。なので、明るいレンズの方が有利だし、ブレを補正してくれる手振れ補正は必須とも言える。
以上から総合的に判断して「PowerShot D10」になる訳です。ただ、性能的には問題ないのですが、問題は大きさと値段。
他の機種に比べてダントツで大きく「103.6×66.9×48.8mm」。数字だけだとわかりにくいですが、実機を実際に見ると厚み他の機種に比べて2倍くらいに感じられます。特にレンズ部分がコンモリと盛り上がっているので余計にそうみえてしまい物量感があります。
そして値段が4万円前後です。「FinePix Z33WP」や「Optio W80」に比べて1万円~2万円も高い。一番のネックは価格ですね。夏の一時期、しかもシュノーケリングしか使わないのに、この出費はちょっと痛い。冬のスノーボードまで考えれば、夏冬の2シーズン使うことになりますが、派手に転倒すると一発で壊れそうなので、スノーボードでカメラを持つのはちょっと避けたいところ。
悩み所ですが、型落ちするまで待つのが正解かなぁ。後ろ髪引かれる思いですが。

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