朝来市の「史蹟 竹田城跡」を目指す(兵庫県縦断旅行3/8)
「道の駅 フレッシュあさご」を出発し、和田山インターチェンジで播但道を降りて、竹田城を目指します。
ここで一つ注意。県道136号から車一台がギリギリ通れる山道を通って竹田城の駐車場に行きましたが、反対側の県道104号から駐車場を目指した方が道が広くて走りやすいです。
県道136号から入った山道は道が非常に狭く、おまけに隣は崖です。しかも対向車まで来ます。

細い山道を縫って竹田城がそびえる古城山の中腹にある駐車場に到着。車を停めて山道を登り竹田城跡に向かうことになります。


駐車場には屋根に太陽電池パネルを載せたトイレがありました。近寄ってトイレに設置された説明版を読むと、「循環式エコトイレ」とあります。
水道設備が無いところでも、多段土層とバクテリアを使って水を浄化して再利用する仕組みらしいです。動力は電線から供給される電力と太陽電池で発電した電力とのこと。これは素晴らしい仕組みですね。
話を竹田城に戻すと、駐車場には竹田城へと至る道が二つあります。一つが「近道」と書かれた登り口。駐車場から見て左側にあります。見るからに山道で急な上り坂が続いています。こちらを登ると竹田城の花屋敷(花殿)に辿り着きます。
もう一つが右側にある「竹田城山門」をぐぐって歩く「遊歩道 大手門コース」。こちらの道の方はアスファルトで舗装されてて歩きやすそうです。こちらの道を歩きつくと大手門に至ります。
ちなみに帰りは近道の登山道の方から下ったのですが、木で出来た階段でこしらえられているものの急な山道でした。
二つの登り口の真中には竹田城の地図と竹田城の来歴を記した説明版があります。
竹田城に行く前に読んでいくと事前知識が得られます。竹田城の観光が一層趣深いものになるでしょう。─遺構について─
竹田城は嘉吉(かきつ)年間(一四四一~四三)に、守護大名の山名持豊(やまなもちとよ)(宗全、そうぜん)が有力家臣のひとりである太田垣に築かせた城である。そのころの竹田城は砦(小規模な要塞)に近かった。最近の調査では、現在のような壮大な石積みの城郭になったのは、廃城時(慶長五年、一六〇〇)にごく近い時代と考えられている。
竹田城の縄張りは、最高所の天守台をほぼ中央に置き、本丸以下、二の丸・三の丸・南二の丸が梯郭(ていかく)式に配され、大手口を防御する枡形(ますがた)部に沿う北千畳郭と搦手口(からめてぐち)のある南千畳を双翼とし、さらに、天守台の北西部には花屋敷と称する一郭がある。
また、城郭の周囲には現存の石垣より古い時代の遺構である竪堀(たてぼり)も確認され、複合遺構として今後の総合的な調査・保存が必要となっている。
規模は南北約四〇〇m、東西約一〇〇mである。
(昭和十八年九月八日、国史跡に指定)
─石垣について─
竹田城遺構の見せ場は石垣にる。この石垣は構築技法からみて、穴太(あのう)積みを採用している。穴太積みとは、近江国(現滋賀県)坂本を中心に発達した石垣技法の総称であるが、積み方から言えば野面(のづら)積み石垣といえよう。野面積みとは、加工をほどこさない自然石をそのまま積んだもので、すき間が多く、一見して粗雑に見えるが水はけがよく、崩れを防ぐ。
竹田城の場合、石垣が築かれてから約四〇〇年経つが、一部の復元箇所を除いて当時のままの姿を今日に伝え、石積みのもつ深い味わいはたとえようもない。

さてと出発です。「竹田城山門」をぐぐり、「遊歩道 大手門コース」を歩きます。気温は真夏の晴天ということもあり、35度を指しており、兎に角暑い。歩いて数分もすると汗がポタポタと落ち始めます。
「遊歩道 大手門コース」は舗装されているとはいえ、上り坂が続く上に途中に急な坂もありますので覚悟して登りましょう。夏に登るときは水分を補給を忘れないように。
15分程歩き続け、ようやく竹田城の入口に到着です。
ちなみに途中で表米神社への登山道口がありますが、崩落のため現在は通行できなくなっていました。
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