2007.03.09(Fri)
XHTML+CSSスタンダード・デザインガイド

この本はCSSとXHTMLを初めて勉強し始めた、2・3年位前に購入した。正式名称は「XHTML+CSSスタンダード・デザインガイド―XHTMLとデフォルトスタイルシートを基本にしたデザインコントロールの実践」と長ったらしい。
内容は基本的なXHTMLとCSSの解説だが、これが丁寧で初めて触れる自分にも分かりやすかった。周りにWebは勿論、CSSやXHTMLに詳しいというか触りすら分かっている人がおらず、まだtableレイアウトが主流でCSSでフルレイアウトというサイトも少なかった(自分が知らなかっただけかもしれないが)。
時流はXHTML+CSSに移り変わろうとしていた。
tableレイアウトでマークアップ無視のサイトしか作ったこと(まぁサイト制作も本業じゃないんだけど)がなかったので、しっかり解説した本、特にどいう時にどのタグをどんな風に使うのかが解説された本が欲しいと探し求めて、見つけたのが本書。
HTMLの誕生、CSSの登場、ブラウザ開発競争、そしてXTHNLへのの成り立ちが分かりやすく説明されている。Webって何?HTMLって?という方にも理解できるレベルだ。
肝心なタグの使い方ではあるが、こちらも詳しく書かれている。基本中の基本だが、論理的なマークアップに触れ、h1等のヘディングタグの使い方、pタグの使い方、リストタグの使い方と分かりやすい。
非推奨要素にも触れられているのでHTMLまたはXTHMLをStrictで書きたいと思っている方にも役に立つだろう。
CSSの方は基本的な使用方法に留まっており、よりテクニカルな内容が欲しい場合は別の本を求めたほうが良いだろう。
特筆すべきは、DTD文型やHTMLまたはXTHLのバージョン、StrictやTransitionalによってどのブラウザがどいうレンダリングをするかに触れられている点だ。
ブラウザによって挙動が異なるという場合の原因切り分けとして役に立つし、新規にサイトを制作する場合にもこれを意識しておれば、制作がスームズになるだろう。
本書は、これからXHTMLを学びたいという方や基本を再チェックするのに役に立つ本が欲しいという人向けだろう。
反対に、テクニカルにCSSを使いたいという方には向かない。別の書籍を買い求めるかWebを検索した方がいいだろう。
HTMLまたはXHTMLをタグレベルで、非推奨まで触れて解説したサイトは僕は知らない。そういうものを求める方には絶大に役に立つ。
ただ、Amazonのレビューを見ると若干誤りがあるそうなので、そこは留意して欲しい。
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