2007.06.04(Mon)
粉瘤悪化して休みました
一昨日の夜辺りから、ケツがズキズキ痛むな~と思っていたら、歩けないぐらい腫れて痛む挙句に発熱。持病の粉瘤が悪化してしまった。
粉瘤とは別名アテローム呼び、簡単に説明すると表皮が何らかの原因で、内側に入り込み袋状になる。表皮(皮膚)なので当然垢がでるわけだが、袋になっているので中に溜まっていく。これが細菌なので感染すると炎症を起こして腫れ、膿が溜まったりする。完治方法は切除手術しかなく原因が不明という厄介な病気だ。
皮膚科または形成外科が担当となる。
■Wikipedia「粉瘤」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%86%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%A0
■「社団法人日本皮膚科学会」皮膚科Q&A:第17回:アテローム(粉瘤)
http://www.dermatol.or.jp/QandA/aterom/contents.html
(↑ちょいグロな写真が出てくるので気の弱い方は注意)
実はこの病気とは学生時代からの付き合いでかれこれ8、9年ほど。最近ここ2、3年でやはり年をとったせいだろうか、悪化する傾向が多くなってきた。去年は左太もも大腿部の付け根の外側の切除手術をした。
今回は、発熱した上にケツである。もう堪らなく痛い。しかも引っ越したばかりで全く病院やら医者に心当たりは無い。
Webで検索し、田端駅前に東京女子医科大学付属田端駅前クリニックを見つけて、速攻で逝ってみる(もちろんチャリには乗れないので徒歩で)。痛いケツを引き摺り(?)ながら田端駅前へ。
着いた瞬間に「ここは違う」と感じた。もう、“美容”“女性”な雰囲気がムンムンなのである。「こんなところで汚い男のケツの面倒なんてみません!」と全開で拒否られている感ありありである。
そうホームページを見たときに薄々は感じていたのだが、このクリニックは「女性の美容」のための病院なのだ。
とは言え、こちらも引くに引けない、背に腹は変えられない状況なので、受付の人(おそらく看護師)にあれこれと事情を説明すると、女医さんを呼んで来てくれたが、案の定「ここでは処置できないため、別の病院を」と言う。
その病院が東京女子医科大学東医療センター。タクシーでワンメーターでいけるというのを聞き、御礼もそこそこにタクシーの乗り込む。
痛みに呻きながらようやく病院へ到着。初診受付を済まし、診療案内の看護師に症状を伝えると「外科か皮膚科ですね。」「ええ!外科!?普通は形成外科か皮膚科でしょ?」「あぁなるほどね。そうですね。この場合は場所が場所ですので、痔ろうの疑いがあるので外科と形成外科にしましょう。まずは外科を受診してください。」「痔ろう・・・・」と言われるがままに外科の外来へ向かった。
待つこと1時間強い。結構待たされる。周りを見ると爺婆の老人が多い。田舎の総合病院よろしくここもそのパターンか。思ったよりも長い待ち時間にイライラしていると、漸く名前を呼ばれた。
診療室に入ると、医者にしてはガタイがよい外科医である。年のころは40代半ばであろうか。
症状を説明すると、「んじゃ横になって」とナイスガタイな外科医である。すみやかにベッドに横になる。「それじゃ、見せてくれる」とナイスガタイな外科医である。言われるがままにパンツを下ろして患部を見せる。
「ありゃ~これはヒドイね~パンパンに腫れて。しかも菊門(肛●のこと)に近いね~」「んじゃ触診しようか」とナイスガタイの外科医である。「やッやらないか?じゃなかった触診ですか?」「そう触診。患部が菊門に近いから痔ろうの可能性があるんだよ。大丈夫。力を抜いて!さぁ!」
気のせいか勢いが良いナイスガタイな外科医である。おもむろに菊門にワセリン(たぶん)を塗られ、ヌポッとナイスガタイなナイス太さな指が禁断の地を侵す(犯すだな)。
「はぁゥゥっ」と声にならない声が思わず漏れる。「痛い痛いかな?」と容赦ないナイスガタイな外科医。「気持ち良・・・じゃない痛いですよ!」「いや、それは触れている痛みでしょ。傷を触られているような痛みは無い?」「なっないです。ヒィィィ」という具合に愛の蜜月じゃなかった苦悶の時は終わった。
「痔ろうの疑いは無いみたいなので、形成外科へ行って下さい。」と今までの蜜月のようにあっさり言われて診療室を後にした。「弄ばれた挙句に振られた女ってこんな気持ちなんだろうな」と思いつつ(冗談)、形成外科に向かった。
形成外科の待合所に到着し、待つこと再び1時間半。またもイライラしながら待つ。如何せん待ち時間が長い。外科を経た後とは言え到着したのは9時前である。既に時はお昼前。
この病院の悪いところが一体自分の前に何人待ちか分からないところである。以前に住んでいた神奈川の海老名総合病院では患者一人一人に銀行のように受付番号の用紙を受け取る。診療室の前には大型の液晶ディスプレイが設置されており、これを見ていれば自分があと何人待ちなのか分かる仕組みだ。もちろん自分の番号がくればアナウンスが流れるので見逃す心配はない。聞き逃した場合でも、受付(サテライトと呼ばれる)の事務員が探しに着てくれる。ちなみに番号で呼ばれるのは個人情報保護のためだ。
もう一つ悪いところは、病院全体の雰囲気が沈鬱としていて重いこと。これは建物の構造的な問題だろう。どちらかというと建物全体が長細く、大まかに言うと、片方の長編に診療室、もう片方の長編にはエスカレータが設置されている。待合室や廊下はその間だ。
エスカレータの壁側、つまり外部側には採光窓が取り付けられているが、エスカレータと待合室や廊下の間は壁で仕切られている。そのため待合室までに光が届かない。診療室側は当然壁で仕切られているのでこちらからも光は来ない。
すなわち自然光が待合席及び廊下まで届きにくい構造になっているので沈鬱な雰囲気が生まれる。加えて古い建物のせいもあるだろうが、天井が低くまた、本来は白色であったろうが長年の時間の中でうっすらと汚れている。壁も同様だ。
また、蛍光灯の光の弱さも鬱蒼とした空気に拍車をかける。
ただでさえ、「病気」や「怪我」を抱えた患者たちが救いを求めて来院するのに、雰囲気がこれじゃダブルパンチ、いやカウンターパンチか。
閑話休題。
ようやく名前を呼ばれ診療室に入室する。思っていたより若い30代半ばくらいの医師(♂)とインターんじゃね?と思わせる若い女医が居た。年齢差から察して医師(♂)が上司で女医が部下にあたるのだろう。実作業は女医がするのだと嫌な予感がする。経験上女医は容赦ない傾向がある。ずっと昔の中学生のころ。足の裏に魚の目ができた時に、液体窒素でキンキンに冷やした金属の棒をグリグリっと押し込まれ、「痛い痛い」と叫んでも容赦なく患部をこれでもか!これでもか!とグリグリされた。Sの性分が医者にさせたんじゃね?と思わせる程に。
医師(♂)の指示の元、ベッドに横になり患部を見せると「こりゃ随分酷いですねぇ。切開して膿を出しましょう。」と予想通りの言葉が。
「それじゃ麻酔の準備して」と医師(♂)が女医に指示を出す。またも嫌な予感が頭を過ぎる。
「麻酔注射打ちます。ちょっとチクっとしますよ~」と女医。心の準備を準備の上に準備を重ねて待ち構える。言葉どおりチクっとした痛みが走る。
「いてぇ!痛い!痛い!いたたたたた!」もうありえないくらいの激痛である。この女医あろうことか針をぶっさしたままグリグリ針を患部の中で動かすのである。動かすたびに麻酔を注射しているだろうが、これがすんげー痛い。そして案の定グリグリな女医である。こちらの痛いを訴える声には「すいませんね~」と軽い調子で答えながらグリギリは続く。
「それじゃ切開しますよー」ようやく悪夢な時は終わったが、再び悪夢の予感である。メスが皮膚を切り裂く感覚を感じる。思ったより痛くなない。が次の瞬間「痛い!痛い!いてぇぇぇぇぇ!」「あっごめんなさいね。膿出してますから」「うぉぉおおぅぅぉおぅぅぅ。いてぇぇ」
悶絶すること数分。もうね。永遠に終わらないかと思うくらいの激痛だった。切開された患部にグリグリとガーゼを押し込まれ(これがまた激痛)、薬を処方されて終わった。
会計を済まし、外の薬局で薬を出してもらい直ぐに痛み止めを飲み、帰途についた。もう痛くて痛くて堪らかったが、タクシー代がもったいないので「いてぇいてぇ」と痛いケツを引き摺り(?)うめきながら帰宅した。
やっぱり医者は怖い。次に行くのが今からすごく不安だ。
粉瘤とは別名アテローム呼び、簡単に説明すると表皮が何らかの原因で、内側に入り込み袋状になる。表皮(皮膚)なので当然垢がでるわけだが、袋になっているので中に溜まっていく。これが細菌なので感染すると炎症を起こして腫れ、膿が溜まったりする。完治方法は切除手術しかなく原因が不明という厄介な病気だ。
皮膚科または形成外科が担当となる。
■Wikipedia「粉瘤」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%86%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%A0
■「社団法人日本皮膚科学会」皮膚科Q&A:第17回:アテローム(粉瘤)
http://www.dermatol.or.jp/QandA/aterom/contents.html
(↑ちょいグロな写真が出てくるので気の弱い方は注意)
実はこの病気とは学生時代からの付き合いでかれこれ8、9年ほど。最近ここ2、3年でやはり年をとったせいだろうか、悪化する傾向が多くなってきた。去年は左太もも大腿部の付け根の外側の切除手術をした。
今回は、発熱した上にケツである。もう堪らなく痛い。しかも引っ越したばかりで全く病院やら医者に心当たりは無い。
Webで検索し、田端駅前に東京女子医科大学付属田端駅前クリニックを見つけて、速攻で逝ってみる(もちろんチャリには乗れないので徒歩で)。痛いケツを引き摺り(?)ながら田端駅前へ。
着いた瞬間に「ここは違う」と感じた。もう、“美容”“女性”な雰囲気がムンムンなのである。「こんなところで汚い男のケツの面倒なんてみません!」と全開で拒否られている感ありありである。
そうホームページを見たときに薄々は感じていたのだが、このクリニックは「女性の美容」のための病院なのだ。
とは言え、こちらも引くに引けない、背に腹は変えられない状況なので、受付の人(おそらく看護師)にあれこれと事情を説明すると、女医さんを呼んで来てくれたが、案の定「ここでは処置できないため、別の病院を」と言う。
その病院が東京女子医科大学東医療センター。タクシーでワンメーターでいけるというのを聞き、御礼もそこそこにタクシーの乗り込む。
痛みに呻きながらようやく病院へ到着。初診受付を済まし、診療案内の看護師に症状を伝えると「外科か皮膚科ですね。」「ええ!外科!?普通は形成外科か皮膚科でしょ?」「あぁなるほどね。そうですね。この場合は場所が場所ですので、痔ろうの疑いがあるので外科と形成外科にしましょう。まずは外科を受診してください。」「痔ろう・・・・」と言われるがままに外科の外来へ向かった。
待つこと1時間強い。結構待たされる。周りを見ると爺婆の老人が多い。田舎の総合病院よろしくここもそのパターンか。思ったよりも長い待ち時間にイライラしていると、漸く名前を呼ばれた。
診療室に入ると、医者にしてはガタイがよい外科医である。年のころは40代半ばであろうか。
症状を説明すると、「んじゃ横になって」とナイスガタイな外科医である。すみやかにベッドに横になる。「それじゃ、見せてくれる」とナイスガタイな外科医である。言われるがままにパンツを下ろして患部を見せる。
「ありゃ~これはヒドイね~パンパンに腫れて。しかも菊門(肛●のこと)に近いね~」「んじゃ触診しようか」とナイスガタイの外科医である。「やッやらないか?じゃなかった触診ですか?」「そう触診。患部が菊門に近いから痔ろうの可能性があるんだよ。大丈夫。力を抜いて!さぁ!」
気のせいか勢いが良いナイスガタイな外科医である。おもむろに菊門にワセリン(たぶん)を塗られ、ヌポッとナイスガタイなナイス太さな指が禁断の地を侵す(犯すだな)。
「はぁゥゥっ」と声にならない声が思わず漏れる。「痛い痛いかな?」と容赦ないナイスガタイな外科医。「気持ち良・・・じゃない痛いですよ!」「いや、それは触れている痛みでしょ。傷を触られているような痛みは無い?」「なっないです。ヒィィィ」という具合に愛の蜜月じゃなかった苦悶の時は終わった。
「痔ろうの疑いは無いみたいなので、形成外科へ行って下さい。」と今までの蜜月のようにあっさり言われて診療室を後にした。「弄ばれた挙句に振られた女ってこんな気持ちなんだろうな」と思いつつ(冗談)、形成外科に向かった。
形成外科の待合所に到着し、待つこと再び1時間半。またもイライラしながら待つ。如何せん待ち時間が長い。外科を経た後とは言え到着したのは9時前である。既に時はお昼前。
この病院の悪いところが一体自分の前に何人待ちか分からないところである。以前に住んでいた神奈川の海老名総合病院では患者一人一人に銀行のように受付番号の用紙を受け取る。診療室の前には大型の液晶ディスプレイが設置されており、これを見ていれば自分があと何人待ちなのか分かる仕組みだ。もちろん自分の番号がくればアナウンスが流れるので見逃す心配はない。聞き逃した場合でも、受付(サテライトと呼ばれる)の事務員が探しに着てくれる。ちなみに番号で呼ばれるのは個人情報保護のためだ。
もう一つ悪いところは、病院全体の雰囲気が沈鬱としていて重いこと。これは建物の構造的な問題だろう。どちらかというと建物全体が長細く、大まかに言うと、片方の長編に診療室、もう片方の長編にはエスカレータが設置されている。待合室や廊下はその間だ。
エスカレータの壁側、つまり外部側には採光窓が取り付けられているが、エスカレータと待合室や廊下の間は壁で仕切られている。そのため待合室までに光が届かない。診療室側は当然壁で仕切られているのでこちらからも光は来ない。
すなわち自然光が待合席及び廊下まで届きにくい構造になっているので沈鬱な雰囲気が生まれる。加えて古い建物のせいもあるだろうが、天井が低くまた、本来は白色であったろうが長年の時間の中でうっすらと汚れている。壁も同様だ。
また、蛍光灯の光の弱さも鬱蒼とした空気に拍車をかける。
ただでさえ、「病気」や「怪我」を抱えた患者たちが救いを求めて来院するのに、雰囲気がこれじゃダブルパンチ、いやカウンターパンチか。
閑話休題。
ようやく名前を呼ばれ診療室に入室する。思っていたより若い30代半ばくらいの医師(♂)とインターんじゃね?と思わせる若い女医が居た。年齢差から察して医師(♂)が上司で女医が部下にあたるのだろう。実作業は女医がするのだと嫌な予感がする。経験上女医は容赦ない傾向がある。ずっと昔の中学生のころ。足の裏に魚の目ができた時に、液体窒素でキンキンに冷やした金属の棒をグリグリっと押し込まれ、「痛い痛い」と叫んでも容赦なく患部をこれでもか!これでもか!とグリグリされた。Sの性分が医者にさせたんじゃね?と思わせる程に。
医師(♂)の指示の元、ベッドに横になり患部を見せると「こりゃ随分酷いですねぇ。切開して膿を出しましょう。」と予想通りの言葉が。
「それじゃ麻酔の準備して」と医師(♂)が女医に指示を出す。またも嫌な予感が頭を過ぎる。
「麻酔注射打ちます。ちょっとチクっとしますよ~」と女医。心の準備を準備の上に準備を重ねて待ち構える。言葉どおりチクっとした痛みが走る。
「いてぇ!痛い!痛い!いたたたたた!」もうありえないくらいの激痛である。この女医あろうことか針をぶっさしたままグリグリ針を患部の中で動かすのである。動かすたびに麻酔を注射しているだろうが、これがすんげー痛い。そして案の定グリグリな女医である。こちらの痛いを訴える声には「すいませんね~」と軽い調子で答えながらグリギリは続く。
「それじゃ切開しますよー」ようやく悪夢な時は終わったが、再び悪夢の予感である。メスが皮膚を切り裂く感覚を感じる。思ったより痛くなない。が次の瞬間「痛い!痛い!いてぇぇぇぇぇ!」「あっごめんなさいね。膿出してますから」「うぉぉおおぅぅぉおぅぅぅ。いてぇぇ」
悶絶すること数分。もうね。永遠に終わらないかと思うくらいの激痛だった。切開された患部にグリグリとガーゼを押し込まれ(これがまた激痛)、薬を処方されて終わった。
会計を済まし、外の薬局で薬を出してもらい直ぐに痛み止めを飲み、帰途についた。もう痛くて痛くて堪らかったが、タクシー代がもったいないので「いてぇいてぇ」と痛いケツを引き摺り(?)うめきながら帰宅した。
やっぱり医者は怖い。次に行くのが今からすごく不安だ。
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