2009.11.05(Thu)
PCケースの買い替えで「AS Enclosure 50D」と「PC-X500B」を比較してみた

今自作マシンで悩んでいるのがPCケースの買い替えで、abeeからつい先日発表された「AS Enclosure 50D」と、Lian Liの「PC-X500B」が候補に挙がっています。
買い替えたい理由は、今使っているATXのマシンのケースが星野金属SOLDAMの「ALTIUM S8 AEGIS II」で、ミドルタワーのケースらしく大きく場所を取って存在感があり、それにもう5、6年使ってて飽きてきたからです。
そこで色々なPCケースメーカーの製品を比較検討して、残ったのが上記の二つという訳です。選定理由はまず外観で、ソリッドでベーシックな形で金属的な質感がある点、そしてミドルタワーでありながら省スペースである点が大きなポイントです。
「AS Enclosure 50D」は、昨年に購入したMicro ATX規格に対応した「AS Enclosure D1」のATX版に相当するもの。奥行きが348mmとATX規格のケースの中ではダントツに短くコンパクト性では右に出る物はいません。
一方の「PC-X500B」は奥行きが380mmと、「AS Enclosure 50D」には劣りますが、ミドルタワーの中では相当な短さです。
ただ、それぞれ調べてみると一長一短があり、まとめるために比較表を作ってみました。比較するために今使っている「ALTIUM S8 AEGIS II」も加えてあります。
ケース名 | AS Enclosure 50D | PC-X500B | ALTIUM S8 AEGIS II | |
---|---|---|---|---|
外形寸法 | 幅 | 208mm | 230mm | 186mm |
高さ | 423mm | 585mm | 431mm | |
奥行き | 348mm | 380mm | 479mm | |
重量 | 約6.5kg | 不明 ※1 | 5kg | |
フォームファクタ | ATX、Micro ATX、Mini-ITX | ATX、Micro-ATX | ATX、Micro-ATX | |
主要材質 | アルミニウム合金 スティール合金 | アルミニウム合金 | アルミニウム合金 | |
ドライブベイ | 5.25ベイ | 4 | 2 | 4 |
3.5ベイ | 1 | 1 | 2 | |
3.5シャドウベイ | 2 | 4 | 4 | |
2.5シャドウベイ | 2 3.5ベイ、3.5シャドウベイ共用) | ─ | ─ | |
PCIスロット | 7 | 7 | 7 | |
フロントファン | 1(12cmファン) | 2(12cmファン) | 1(12cmファン) | |
リアファン | 1(12cmファン) | 2(12cmファン) | 1(8cmファン) | |
LED | POWER×1(赤色) HDD×1(赤色) | POWER×1 HDD×1 ※2 | POWER×1(緑色) HDD×1(緑色) | |
マザーボードベース | 固定式 | 固定式 | 固定式 | |
入出力端子 | USBポート | 2 | 2 | 2 |
IEEE1394ポート | 1 | 1 | 1 | |
ESATA | ─ | 1 | ─ | |
マイク入力端子 | 1 | 1 | 1 | |
ヘッドフォン出力端子 | 1 (HD-AUDIO/AC97両対応) | 1 (HD-AUDIO/AC97両対応) | 1 | |
実勢価格 | 28,980円 | 48,800円 | 20,800円 |
※2「PC-X500B」の写真から想像するに、恐らくはケース前面にLEDが二つあるらしいです。
こうして見ると「AS Enclosure 50D」は幅では「ALTIUM S8 AEGIS II」に劣るものの、幅、高さ、奥行きのトータルでコンパクト性に最も秀でて、素材はアルミとスティールが適材適所に使われています。またSSDに対応するために2.5シャドウベイが備わっているの点も評価できます。しかもフロント・リアに12cmファンが1基備わっておりエアフローも良好そうです。
唯一残念なのはマザーボードベースが固定式である点。作業効率とかメンテナンス性を考えると、マザーボードベースは着脱できる方がありがたかった。
対して「PC-X500B」は、
また、この表からは分りませんが、電源とHDD、光学ドライブを搭載する領域と、マザーボードを搭載する領域の二つに内部が区分されています。マザーボードの上に電源を搭載する形になるので585mmと高さが出てしまうのですが、これは面白いギミックだと思います。
あと、変っているのは5.25インチベイや3.5インチベイ等が横向きです。つまり光学ドライブを搭載した場合、ケースの側面にトレイが出る形になります。もちろんHDDも横向きに搭載することになります。
両者ともに共通なのは前面パネルが着脱可能であり、フロントファンのファンフィルターを手入れが楽です。特に「PC-X500」の方はアルミ製のファンフィルターになっています。
ファンフィルターの手入れは埃っぽい部屋に住んでいると結構重要で、定期的に手入れする必要がありますが、今使っている「ALTIUM S8 AEGIS II」はHDDホルダーを外さなければならず面倒でした。
以上をまとめると自分的には、「AS Enclosure 50D」よりも「PC-X500B」の方に心が惹かれていますが、問題は価格です。
「AS Enclosure 50D」は発売されたばかりということもありますが、実勢価格が28,980円に対して、「PC-X500B」は48,800円、安いところでも43,000円程度とかなり高額です。その差14,000円とちょっと無視できない価格差です。もう少し「PC-X500B」が値下げしてくれれば助かるのですが・・・・
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