2023年09月 / 08月≪ 123456789101112131415161718192021222324252627282930≫10月
2009.11.05(Thu)
Top Page > PC/自作 > PCケースの買い替えで「AS Enclosure 50D」と「PC-X500B」を比較してみた

PCケースの買い替えで「AS Enclosure 50D」と「PC-X500B」を比較してみた

PCケース「AS Enclosure 50D」と「PC-X500B」
今自作マシンで悩んでいるのがPCケースの買い替えで、abeeからつい先日発表された「AS Enclosure 50D」と、Lian Liの「PC-X500B」が候補に挙がっています。

買い替えたい理由は、今使っているATXのマシンのケースが星野金属SOLDAMの「ALTIUM S8 AEGIS II」で、ミドルタワーのケースらしく大きく場所を取って存在感があり、それにもう5、6年使ってて飽きてきたからです。

そこで色々なPCケースメーカーの製品を比較検討して、残ったのが上記の二つという訳です。選定理由はまず外観で、ソリッドでベーシックな形で金属的な質感がある点、そしてミドルタワーでありながら省スペースである点が大きなポイントです。

「AS Enclosure 50D」は、昨年に購入したMicro ATX規格に対応した「AS Enclosure D1」のATX版に相当するもの。奥行きが348mmとATX規格のケースの中ではダントツに短くコンパクト性では右に出る物はいません。

一方の「PC-X500B」は奥行きが380mmと、「AS Enclosure 50D」には劣りますが、ミドルタワーの中では相当な短さです。

ただ、それぞれ調べてみると一長一短があり、まとめるために比較表を作ってみました。比較するために今使っている「ALTIUM S8 AEGIS II」も加えてあります。

ケース名AS Enclosure 50DPC-X500BALTIUM S8 AEGIS II
外形寸法208mm230mm186mm
高さ423mm585mm431mm
奥行き348mm380mm479mm
重量約6.5kg不明
※1
5kg
フォームファクタATX、Micro ATX、Mini-ITXATX、Micro-ATXATX、Micro-ATX
主要材質アルミニウム合金
スティール合金
アルミニウム合金アルミニウム合金
ドライブベイ5.25ベイ424
3.5ベイ112
3.5シャドウベイ244
2.5シャドウベイ2
3.5ベイ、3.5シャドウベイ共用)
PCIスロット777
フロントファン1(12cmファン)2(12cmファン)1(12cmファン)
リアファン1(12cmファン)2(12cmファン)1(8cmファン)
LEDPOWER×1(赤色)
HDD×1(赤色)
POWER×1
HDD×1
※2
POWER×1(緑色)
HDD×1(緑色)
マザーボードベース固定式引き出し式
固定式
固定式
入出力端子USBポート222
IEEE1394ポート111
ESATA1
マイク入力端子111
ヘッドフォン出力端子1
(HD-AUDIO/AC97両対応)
1
(HD-AUDIO/AC97両対応)
1
実勢価格28,980円48,800円20,800円
※1「PC-X500B」の重量が記されているソースが見つかりませんでした。
※2「PC-X500B」の写真から想像するに、恐らくはケース前面にLEDが二つあるらしいです。


こうして見ると「AS Enclosure 50D」は幅では「ALTIUM S8 AEGIS II」に劣るものの、幅、高さ、奥行きのトータルでコンパクト性に最も秀でて、素材はアルミとスティールが適材適所に使われています。またSSDに対応するために2.5シャドウベイが備わっているの点も評価できます。しかもフロント・リアに12cmファンが1基備わっておりエアフローも良好そうです。
唯一残念なのはマザーボードベースが固定式である点。作業効率とかメンテナンス性を考えると、マザーボードベースは着脱できる方がありがたかった。

対して「PC-X500B」は、マザーボードベースが引き出し式で、メンテナンス性に配慮されています実物では固定式でした。しかし奥行きは短いですが、今の「ALTIUM S8 AEGIS II」と比べて高さ、幅が大きくなってしまいます。評価できるのはフロント・リアともに12cmファンを2基搭載しているところ。かなり冷却性が高そうです。しかも回転数を調整できるファンコンも搭載しています。

また、この表からは分りませんが、電源とHDD、光学ドライブを搭載する領域と、マザーボードを搭載する領域の二つに内部が区分されています。マザーボードの上に電源を搭載する形になるので585mmと高さが出てしまうのですが、これは面白いギミックだと思います。
あと、変っているのは5.25インチベイや3.5インチベイ等が横向きです。つまり光学ドライブを搭載した場合、ケースの側面にトレイが出る形になります。もちろんHDDも横向きに搭載することになります。

両者ともに共通なのは前面パネルが着脱可能であり、フロントファンのファンフィルターを手入れが楽です。特に「PC-X500」の方はアルミ製のファンフィルターになっています。
ファンフィルターの手入れは埃っぽい部屋に住んでいると結構重要で、定期的に手入れする必要がありますが、今使っている「ALTIUM S8 AEGIS II」はHDDホルダーを外さなければならず面倒でした。

以上をまとめると自分的には、「AS Enclosure 50D」よりも「PC-X500B」の方に心が惹かれていますが、問題は価格です。

「AS Enclosure 50D」は発売されたばかりということもありますが、実勢価格が28,980円に対して、「PC-X500B」は48,800円、安いところでも43,000円程度とかなり高額です。その差14,000円とちょっと無視できない価格差です。もう少し「PC-X500B」が値下げしてくれれば助かるのですが・・・・
関連記事

タグ(ブログ内検索もできます)自作 PC パソコン ケース PC-X500B 50D

20:45  |  PC/自作  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

関連エントリー

Loading


Comment

コメントを投稿する

※コメントは承認するまで表示されません。


管理者だけに表示

▲PageTop

Trackback

この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック

 | BLOGTOP |