2009.12.02(Wed)
Mini TIXで「intel DG45FC」か「ZOTAC GF9300-G-E」を検討中

先日Lian Liのアルミケース「Try PC-X500B」にケースに乗り換えましたが、「PC-X500B」あまりの存在感と圧迫感に早くも辟易気味。
そもそもケースを乗り換える目的は今まで使っていたWiNDy 「ALTIUM S8 AEGIS II」に飽きたのともう省スペース化を達成することでしたが、奥行きは380mmとATX対応のケースの中では圧倒的に短いものの、「PC-X500B」の黒一色というカラーと高さ585mmに圧迫感を感じてしまう結果となってしまいました(ケースの比較表はこちら)。
で、その反動から「どうせならMiniTIXに乗せ換えちゃえば良くね?」と考えてるに至ったのが今現在の心境です。
そもそも自分の場合は、ゲームもしないのでハイスペックなグラフィックボードも積まないし、PCIとかの空きスロットにも増設することも無いんですよね。せいぜいやっていることと言えばファンの交換とCPUクーラーの交換くらい。後はHDDを適当に増設するぐらい。
だったらメーカー製PCでも良くない?という声が聞こえてきそうですが、余計なソフトがテンコ盛りでほとんど弄くりようが無いので敬遠してしまう。まぁ単純に組むのは好きという訳です。
で、MiniTIXのマザーを調べ「intel DG45FC」か「ZOTAC GF9300-G-E」の二つを候補に絞りました。
選択した理由はまずはCPUソケットがLGA775であること。今使っているATXマザーボードが「GA-P35-DS4 rev2」でCPUは「Core 2 Duo E7500(VT対応版)」。余計な出費を抑えたいのでCPUを流用する前提で考えました。
次にグラフィックがオンボードでHDMI端子及びDVI端子が備わっていること。MiniTIXのマザーは拡張性を犠牲にして省スペース化を図っているため、拡張スロットは1基のみです(自分が知る限りですが)。何かのために拡張スロットは残しておきたい。それにケースに組み込んだ際のエアフロー・冷却性を考えると余計なボードを増設したくないという心理もあります。更には上述の通りロースペックなグラフィックで必要十分という事情もありますし。
最後はSATA端子が豊富に備わっていること。MiniTIXのマザーはその小ささから備わっているSATAコネクタが少ないです。HDDをシステム用とデータ保管用でそれぞれ1台、光学ドライブを1台搭載することを考えると最低3つ、出来れば4つのSATAコネクタが備わっているとありがたい。
以上のことを考慮して選別したところ「intel DG45FC」か「ZOTAC GF9300-G-E」が残った訳です。それぞれの概要は以下の通りです。個人的に気になる箇所を赤字にしてみました。
「intel DG45FC」
- CPUソケット:LGA775(対応CPU)
- チップセット:G45+ICH10R
- メモリースロット:DDR2スロット×2(最大4GB、DDR2-800/667/533)
- SATA:SATA×4、eSATA×1
- PCIe:PCI Express x1×1
- USB:USBポート×6
- LAN:ギガビットLAN×1
- オーディオ:8チャネルサウンド
- ビデオ:HDMI×1、DVI×1
ちなみにアキバ総研の記事から引用すると以下の通りです。
「G45」を採用したことで、新グラフィクスコア「Intel GMA X4500HD」がサポートするH.264/VC-1/MPEG-2のHDデコード機能に対応し、DVI(HDCP対応)/HDMI出力も標準でサポートする。また、DirectX10、ShaderModel4.0、Open GL 2.0といった3D技術にも対応しており、Mini-ITXという小型サイズながら使い勝手は非常によい。
「ZOTAC GF9300-G-E」
- CPUソケット:LGA775
- チップセット:GeForce 9300
- メモリースロット:DDR2スロット×2(最大4GB、64bitOS時8GB、DDR2-800/667)
- SATA:SATA×3、eSATA×1
- PCIe:PCI Express x16×1
- USB:USBポート×6
- LAN:ギガビットLAN×1、無線LAN(IEEE802.11b/g、USB接続)
- オーディオ:6チャネルサウンド
- ビデオ:HDMI×1、DVI×1、D-SUB×1
「ZOTAC GF9300-G-E」はネットで検索してもあまり情報が出なくで困りました。以下の記事が一番分りやすいかな。といってもスペックしか載っていませんが。
ASCII.jp:GeForce 9300搭載のZOTAC製Mini-ITXマザーがマイチェン
http://ascii.jp/elem/000/000/470/470823/
拡張性を考えた時に最も大きな差異はPCIスロットですね。「intel DG45FC」は「PCI Express x1」に対して、「ZOTAC GF9300-G-E」は「PCI Express x16」です。後からグラフィックボードを増設するのならば後者の方が良いですね。
SATAコネクタの数では「intel DG45FC」が4つと一歩リードです。ただし「ZOTAC GF9300-G-E」でもマザー上のUSBピンヘッダをUSBコネクタに変換する変換機(世田谷電気から発売されている)を使い、更にSATAをUSBコネクタに変換する変換機(玄人志向から発売)で光学ドライブをUSB接続にしてしまい、SATAコネクタは全てHDDに接続するという手もあります。
という訳で二つのMiniTIXのマザーに絞った訳ですが、この他に最大の問題であるケースを探さなければならないんですよね。ケースも平行して調査中ですが、これはまた別のエントリーで書くことにします。


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