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2010.02.27(Sat)
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多少の傷は覚悟して買うべし CHIPPEWA(チペワ)の「ROMEO(ロメオ)」(サンドスウェード)をレビュー

CHIPPEWA(チペワ)のショート丈のサイドゴアブーツ「ROMEO(ロメオ)」
昨日少しだけ紹介したアメリカのブーツメーカーCHIPPEWA(チペワ)のショート丈のサイドゴアブーツ「ROMEO(ロメオ)」をレビューしてます。

まずはROMEOがどんなブーツなのかの紹介です。ROMEOは日本限定の規格品で、CHIPPEWAの公式HP(英語)には載っていません。もっともROMEOに限らず日本で流通しているCHIPPEWAブーツのほとんど(全部?)は載っていません。これはREDWINGも同じで本家米国のホームページには載っていない製品の方が多いですね。

色展開は黒、赤茶、サンドスウェードの三色で、サイズ展開は7~10(25cm~28cm)と標準的なサイズです。もう少し小さいサイズも大きいサイズも増やしてくれると良いですね。幅(Width)はEと広めでソールは白色のVibram(ビブラム)ソールです。

CHIPPEWAのROMEOの化粧箱CHIPPEWAのROMEOのサイズは10E
CHIPPEWAの化粧箱は黄色で、上面にはブランドを象徴するネイティブアメリカンのイラストが描かれています。
購入したサイズは10Eで28cm相当。自分はREDWINGも10なので同じサイズです。色はSAND SUEDE(サンドスウェード)のスウェードレザーです。

化粧箱を開けるとビニールに包まれたCHIPPEWA ROMEOの本体
化粧箱を開けると同じくCHIPPEWAの象徴のイラストとブランドロゴがプリントされた透明なビニール袋に包まれたROMEOが入っています。

CHIPPEWA(チペワ)のショート丈のサイドゴアブーツ「ROMEO(ロメオ)」
ビニール袋から取り出したROMEOの本体。SAND SUEDE(サンドスウェード)の色は記憶の中ではREDWINGの「RW-8173」と極めて似ています。
見た目はREDWINGの同じショート丈のサイドゴアブーツでスウェード革の「RW-8148」に瓜二つ。唯一の違いはかかとにタグが無いことぐらいです(「RW-8148」には履きやすいように取っ手代わりのベロタグが付いています)。

CHIPPEWAのブーツROMEOの右足CHIPPEWAのブーツROMEOの左足
ROMEOの左足、右足をそれぞれ側面から見てみました。一見したところは大きな傷もホツレも、縫製の乱れもなく良品と言えそうです。

と言うのも、CHIPPEWAブーツを販売しているサイトを見ると必ずと言ってよいほど「縫製の乱れ、左右の微妙な大きさの違い、細かい傷は了承してください。」と文句は違っても意味するところは同じことが但し書きされています。
REDWINGではこのような但し書きを見たことがないので、CHIPPEWAのブーツは品質差が大きいのかもしれません。

CHIPPEWAのROMEOのインソールは緑色
ROMEOブーツのインソールは鮮やかな緑色。この色は好みが分かれるところですが、普通の茶色の革のインソールは飴色に経年変化するのでこちらの方が個人的には良いと思います。ただこの緑色は発色が良くて目立つので、もう少し彩度を抑えるか別の色の方が良いと思いますね。

REDWINGのブーツは、自分が知る限りでは、インソールはなくアッパーの裏側に革の縫い目が露出しています。丁寧に処理はされていますが、それに比べるとCHIPPEWAの方が良心的であると言えますね。

上に書いた「製品品質にバラツキがある」ことがCHIPPEWAブーツ共通の問題ですが、自分が購入したROMEOはどうなのか細かく見てみます。

CHIPPEWAのROMEOの爪先には薄く傷跡が
まずは爪先から。爪先の表面には数箇所に微妙な薄い擦り傷があります。傷の程度は普段履いていれば生じるレベルなので問題無いと言えます。

CHIPPEWA ROMEOの踵に擦り傷を発見
ぐるりと見回して目に付いたのが左足の CHIPPEWAのブランドネームとネイティブアメリカンの刻印がある箇所。横一閃に真っ直ぐな傷が入っています。つま先の傷に比べると深い傷ですが、目立ちませんし、この程度は履いていれば幾らでも付く傷なので気になりません。

CHIPPEWA ROMEOの内側ゴムの近くに革が飛び出ている
それ以外に表面には他に目立った傷はなく、また縫製も問題無いことを確認して、念のためと内側を覗いて見るとサイドゴアのゴムを縫い付けてある部分から、アッパー内側の革が盛大に飛び出ていました(写真上の赤く囲った箇所)。

見つけた瞬間あまりの大雑把さに笑ってしまいました。流石はmade in USA。アメリカ人らしい大雑把さがよく表れています。他の同様の部分をチェックしてみると4箇所あるうちの1箇所しかまともに処理されていませんでした。中でも一番飛び出ていたのが上の写真です。大よそ2cmくらいはみ出しています。柔らかい革なので足に当たっても痛くはなさそうですが、当たると違和感を感じそうなので後でハサミで切ることにします。

CHIPPEWA ROMEOに付属していた色々なタグ
ROMEOに付属していたタグの一覧です。左から「DRI-LEX」、「Vibram」、そしてCHIPPEWAのタグが二枚、二種類です。「DRI-LEX」は透湿性に優れた素材でROMEOのライナーに使われているそうです。CHIPPEWAのタグはネイティブアメリカンのものと、アメリカの国鳥であるワシのイラストが描かれたものです。アメリカ製だけあります。

購入店「select shop Nose Low」からの手書きの挨拶文購入店「select shop Nose Low」のトートバッグ
以前に掲載したエントリーを読んでくれた方はご存知だと思いますが、ROMEOを買うに当たって幾つかのお店に問い合わせました。返答があったお店を比較検討した結果「select shop Nose Low」で購入したのですが、わざわざ手書きで綴られた挨拶文とショップオリジナルのトートバックが同梱されていました。こういう心遣いは例え買う・売るという一過性の関係だけだとしても嬉しく思いますね。

話をCHIPPEWAのROMEOに戻すと、かなり細かくCHIPPEWAのROMEOの外見を中心に見てみましたが、無理を言って状態が良い物を選んでもらったにもかかわらず目立たない程度の傷がありました。もちろん許容範囲なので自分が購入した固体には個人的には満足していますが、これから購入を考えている人は、CHIPPEWAのROMEOに多少の傷は仕方が無いものと覚悟して購入をした方が良いでしょう。


[チペワ)] Romeo (SAND SUEDE/9)[チペワ)] Romeo (ORO RUSSET/10)[チペワ)] Romeo (BLACK/8)
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 | 2016年05月14日(土) 12:50 |  | コメント編集

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