2010.03.13(Sat)
フルCGで描かれたダークファンタジー「ベオウルフ/呪われし勇者」(原題:Beowulf)を観てみた
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英文学の古典叙事詩「ベオウルフ」に基づいたアクションファンタジー映画「ベオウルフ/呪われし勇者」(原題:Beowulf)を観てみました。
「ベオウルフ/呪われし勇者」は、紀元前8世紀頃に成立したと言われている英古典文学の叙事詩「ベオウルフ」(リンク先はwikipedia)の英雄ベオウルフの冒険譚を題材にしたファンタジー映画で、風景やモンスターだけではなく登場人物も全てCGで描かれているのが特徴です。
鈍い上に事前調べもしてなかったので、ベオウルフが王妃と出会うシーンまで全部CGだとは気が付きませんでしたが・・・
ちなみに先の「タイタンの戦い」もそうですが、こういうファンタジーを題材にした映画が昔から好みです。
古代デンマーク、フロースガール王の統治する国で巨人グレンデルの被害(この被害も発端となった原因は人間側にあるのですが)に悩まされていた。
主人公ベオウルフが遥か海を渡り、グレンデルを退治する大役を受けて出る。おびき出すためにベウルフ一向は宴会を催しグレンデルを誘い出し腕をもぎ取った末に見事撃退する。が、グレンデルの母親の我が子の復讐によって逆襲にあい、多数の仲間を失ったベオウルフは弔いのために母親が潜む巣穴へと向かう。それはこの国の運命を言わば裏側から操っていた妖艶な母親との邂逅であった・・・・
というのが大まかなあらすじです。上にも書いた通り全編CGだとは初めは気が付きませんでした。普通の映画だとCGは背景や物体等に部分的に使われ、人物にCGが使われるのはスタントでも難しそうなアクションシーンに限られていますが、この映画は初めから最後まで人物もCGで描かれています。非常によく作りこまれたCGで映像は実写と遜色ないレベルです。
ただ、人物の目には生気が無く、これは実写の人物には敵わないかな。この辺りに今のCGの限界がありますね。要所要所で実写では実現不可能な箇所だけにCGを使うのが妥当だと思います。
ストリーはどこまで原典のベオウルフに忠実なのかは分りませんが、映像美とそれに融合したアクションシーンの迫力は中々なもの。リズムも良く終盤まで飽きることはありません。特に世界観はCGとは言えよくここまでファンタジーの世界を再現したなと感心します。
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