2006.11.18(Sat)
革靴の手入れをしますか?(道具編)
スーツを着る職種の人は必ず履いていると言っても良い革靴。スーツを着ないよって人も革のブーツを履いたり、フォーマルな場では革靴を履くことがあるだろう。
革靴の手入れはちゃんとしてますか?
手入れをすれば革靴の寿命が何倍にも伸びる。それに手入れをしておけば、履き古した革靴であっても見栄えが綺麗になるし気分的にも気持ち良い。
特にスーツ人にとっては革靴はいわば仕事の戦友である。たまには戦友をねぎらってあげよう。
革靴の手入れ方法は革の種類によって異なる。自分は表皮とスウェード素材の靴しか持っていないのでこの2つの手入れ方法を紹介する。
靴の手入れはまず道具を揃えるところから始まる。自分の場合は、ブラシ、ステインリムーバ、各種クリーム、レザーグローブ、コバインキ、スウェード用スプレー、スウェード用ケシゴムである。
ブラシはやや大きめのものの方が使いやすい。また表皮用で汚れホコリを払う用とクリームを伸ばす用の2種類があると良い。色違いにすると分かりやすいだろう。
なお、スウェードなどの起毛素材向けのブラシ(一番右側の写真)もあるが、自分は使っていない。



「M.モゥブレィ」のステインリムーバは表皮靴の古いクリームを落とすのに使う。水溶性の液体なので革にダメージを与えることはまずない。たまに染みになるみたいなので目立たないところで試すのが良いだろう(自分の場合は染みになたことはないが)。容量が大きいものと小さいものがあるが、結構使うので割安な大きい方がオススメ。
余談だが最近ガラス瓶からプラスティックの瓶に容器が変更された。


クリームは革に栄養を与えるクリームと靴の傷や汚れを隠したり目立たなくするための靴と同系色の補色クリーム、それにツヤ出し用のクリームを買っておく。
栄養クリームは「M.モゥブレィ」のデリケートクリームがオススメ。延びは良くないが馴染みがよく靴に栄養が染み込む感じがして心地よい。ツンとした匂いもクセになる。
こちらも大と小があるが、意外と消費することになるので大がオススメ。


なお、チューブとスポンジが一体化したクリームも別メーカから販売されているがお勧めしない。スポンジの真中に筒があり、そこからクリームが出るのだが、この筒で靴を傷つけてしまうことがあったからだ。靴の手入れをしていて靴を傷つけてしまったら本末転倒である。
最近の製品は改善されているかもしれないが、自分は買っていないので知らない。
また他のクリームでは、「コロニル」というメーカの「プレミアムディアマンテ」という最高級クリームがある。100mlで値段が2,625円。うーん。高いというか高すぎる。「コルドヌリ」の「アングレーズ」は1,365円。どちらも良いらしいとのうわさを聞くが使ったことはない。一度は使ってみたいな・・・
補色クリームも「M.モゥブレィ」がオススメ。他のメーカのクリームと比較して、個人的にはこちらの方が延びがよく靴に馴染む気がする。
靴は履きこんで行くと少しずつ色が抜けてくる。味があって良いのだが、ちょっと補色したい時にこのクリームを使う。また傷や染みを隠すのみも使う。
ちなみに、色クリームは変わった色の靴を買うと探すのが大変である。「M.モゥブレィ」は色数が豊富なので助かるのだが、「M.モゥブレィ」のクリーム自体を豊富に扱っているお店が少ない。

ツヤ出し用クリームはニュートラル(無色)があれば十分である。色々な色に使いまわせる。自分も黒、茶色、赤茶、ライトブラン等の靴に使っている。このクリームはそれほど使うことはないのであまり消費しない。一瓶あれば十分である。

また革底の場合は、革底専用のクリームを買っておこう。通気性を損なうことなく、革底に栄養を与え、また丈夫にしてくれる(と言っても気分的なものだけど)。
もちろんゴム底などの革以外の底の靴には必要ない。

コバインキは靴のコバ(ソールの周辺)を補色するインキである。自分は買ってしまったがほとんど使用しない。補色クリームでも代用が効くので無理に購入する必要はないだろう。

レザーグローブは革を磨く時に使う。布やクロスで代用が効くので必要ないかもしれない。

スウェード用には栄養を補給するスプレーを買っておこう。

またスウェード用に汚れが着いてしまった時に落とすケシゴムがあった方が便利。

一辺に全部揃えようとすると結構な金額になる(自分は一気に揃えたが)。また本当に全部必要なのか?と躊躇する人もいるだろう。
個人的には靴の手入れをしようする人は、それなりに良い靴を買っていたり、靴に愛着を持っているだろうから、手入れ道具にも手を抜かないで欲しいと思う。
良いものには良い道具を。
それでも、「こんなに一杯揃えられないよ!」という方にはセットがお勧め。散々お勧めしてきた「M.モゥブレィ」の「パトリックセット」がある。
これには表皮革の靴の手入れグッツが一式入っている。ただしデリケートクリームは入っていないのでこれだけは別に買っておこう。

ちなみに竹ブラシが入っているが、自分は使ったことがない。本来はソールとアッパー(靴本体)の間につまった汚れやホコリを取り除くために使うのだが、ブラシで十分取り除ける。よっぽど汚れが詰まった場合に使えば良いだろう。
なお、靴の手入れからは少し外れるかもしれないが、シューキーパーも買っておこう。シューキーパーは靴を休息させる時に、靴の皺を伸ばしたり、型崩れを防いでくれる大切なものである。特に木製のものは加えて湿気を吸い取ってくれる


木製のシューキーパーは値段が張るので、安いプラスティック製でも良いと思う。自分はプラスティック製を使ってる。当然吸湿性はない。
目的は靴の形崩れを防ぎ、皺を伸ばすことなので実用上問題ないが、見た目的には断然木製の方がカッコいい。でも高い。うーん。一つぐらい買ってみようかな・・・・
道具の紹介が長くなってしまったのでこの辺りで。具体的な手入れ方法は次回紹介する。
革靴の手入れはちゃんとしてますか?
手入れをすれば革靴の寿命が何倍にも伸びる。それに手入れをしておけば、履き古した革靴であっても見栄えが綺麗になるし気分的にも気持ち良い。
特にスーツ人にとっては革靴はいわば仕事の戦友である。たまには戦友をねぎらってあげよう。
革靴の手入れ方法は革の種類によって異なる。自分は表皮とスウェード素材の靴しか持っていないのでこの2つの手入れ方法を紹介する。
靴の手入れはまず道具を揃えるところから始まる。自分の場合は、ブラシ、ステインリムーバ、各種クリーム、レザーグローブ、コバインキ、スウェード用スプレー、スウェード用ケシゴムである。
ブラシはやや大きめのものの方が使いやすい。また表皮用で汚れホコリを払う用とクリームを伸ばす用の2種類があると良い。色違いにすると分かりやすいだろう。
なお、スウェードなどの起毛素材向けのブラシ(一番右側の写真)もあるが、自分は使っていない。



「M.モゥブレィ」のステインリムーバは表皮靴の古いクリームを落とすのに使う。水溶性の液体なので革にダメージを与えることはまずない。たまに染みになるみたいなので目立たないところで試すのが良いだろう(自分の場合は染みになたことはないが)。容量が大きいものと小さいものがあるが、結構使うので割安な大きい方がオススメ。
余談だが最近ガラス瓶からプラスティックの瓶に容器が変更された。


クリームは革に栄養を与えるクリームと靴の傷や汚れを隠したり目立たなくするための靴と同系色の補色クリーム、それにツヤ出し用のクリームを買っておく。
栄養クリームは「M.モゥブレィ」のデリケートクリームがオススメ。延びは良くないが馴染みがよく靴に栄養が染み込む感じがして心地よい。ツンとした匂いもクセになる。
こちらも大と小があるが、意外と消費することになるので大がオススメ。


なお、チューブとスポンジが一体化したクリームも別メーカから販売されているがお勧めしない。スポンジの真中に筒があり、そこからクリームが出るのだが、この筒で靴を傷つけてしまうことがあったからだ。靴の手入れをしていて靴を傷つけてしまったら本末転倒である。
最近の製品は改善されているかもしれないが、自分は買っていないので知らない。
また他のクリームでは、「コロニル」というメーカの「プレミアムディアマンテ」という最高級クリームがある。100mlで値段が2,625円。うーん。高いというか高すぎる。「コルドヌリ」の「アングレーズ」は1,365円。どちらも良いらしいとのうわさを聞くが使ったことはない。一度は使ってみたいな・・・
補色クリームも「M.モゥブレィ」がオススメ。他のメーカのクリームと比較して、個人的にはこちらの方が延びがよく靴に馴染む気がする。
靴は履きこんで行くと少しずつ色が抜けてくる。味があって良いのだが、ちょっと補色したい時にこのクリームを使う。また傷や染みを隠すのみも使う。
ちなみに、色クリームは変わった色の靴を買うと探すのが大変である。「M.モゥブレィ」は色数が豊富なので助かるのだが、「M.モゥブレィ」のクリーム自体を豊富に扱っているお店が少ない。

ツヤ出し用クリームはニュートラル(無色)があれば十分である。色々な色に使いまわせる。自分も黒、茶色、赤茶、ライトブラン等の靴に使っている。このクリームはそれほど使うことはないのであまり消費しない。一瓶あれば十分である。

また革底の場合は、革底専用のクリームを買っておこう。通気性を損なうことなく、革底に栄養を与え、また丈夫にしてくれる(と言っても気分的なものだけど)。
もちろんゴム底などの革以外の底の靴には必要ない。

コバインキは靴のコバ(ソールの周辺)を補色するインキである。自分は買ってしまったがほとんど使用しない。補色クリームでも代用が効くので無理に購入する必要はないだろう。

レザーグローブは革を磨く時に使う。布やクロスで代用が効くので必要ないかもしれない。

スウェード用には栄養を補給するスプレーを買っておこう。

またスウェード用に汚れが着いてしまった時に落とすケシゴムがあった方が便利。

一辺に全部揃えようとすると結構な金額になる(自分は一気に揃えたが)。また本当に全部必要なのか?と躊躇する人もいるだろう。
個人的には靴の手入れをしようする人は、それなりに良い靴を買っていたり、靴に愛着を持っているだろうから、手入れ道具にも手を抜かないで欲しいと思う。
良いものには良い道具を。
それでも、「こんなに一杯揃えられないよ!」という方にはセットがお勧め。散々お勧めしてきた「M.モゥブレィ」の「パトリックセット」がある。
これには表皮革の靴の手入れグッツが一式入っている。ただしデリケートクリームは入っていないのでこれだけは別に買っておこう。

ちなみに竹ブラシが入っているが、自分は使ったことがない。本来はソールとアッパー(靴本体)の間につまった汚れやホコリを取り除くために使うのだが、ブラシで十分取り除ける。よっぽど汚れが詰まった場合に使えば良いだろう。
なお、靴の手入れからは少し外れるかもしれないが、シューキーパーも買っておこう。シューキーパーは靴を休息させる時に、靴の皺を伸ばしたり、型崩れを防いでくれる大切なものである。特に木製のものは加えて湿気を吸い取ってくれる


木製のシューキーパーは値段が張るので、安いプラスティック製でも良いと思う。自分はプラスティック製を使ってる。当然吸湿性はない。
目的は靴の形崩れを防ぎ、皺を伸ばすことなので実用上問題ないが、見た目的には断然木製の方がカッコいい。でも高い。うーん。一つぐらい買ってみようかな・・・・
道具の紹介が長くなってしまったのでこの辺りで。具体的な手入れ方法は次回紹介する。
- 関連記事
-
- DANNERマウンテンライトを買いました。
- REDWINGのB級品を日本で唯一扱うアメ横の靴屋「FootMonkey(フットモンキー)」
- SCOTCH GRAIN(スコッチグレイン)のセールで「ODESSA II(オデッサII)」を購入!
- Birkenstock(ビルケンシュトック)のMontana(モンタナ サイズ45/モカ)をYahoo!オークションに出品!
- まさに定番なアウトドアブーツ「DANNER MOUNTAIN LIGHT(ダナーマウンテンライト)」をYahoo!オークションに出品!
- 濡れた革靴の手入れ方法
- 革靴を革製品用の洗剤「サドルソープ」で洗ってみた
- 革靴の手入れをしますか?(道具編)
- REDWINGのブーツ「8163」を革専用の洗剤「サドルソープ」で洗う
- 靴の幅を示す「width」は何て読む?ワイズかウィズかウィドゥスか
関連エントリー
Loading
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
| BLOGTOP |
※コメントは承認するまで表示されません。