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2008.04.05(Sat)
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初デジカメ、RICOHのGR DIGITAL2レビュー

GRD2を斜め上から撮ってみた
先月の末に、人生初のデジカメRICOHのGR DIGITAL2を購入したが、1週間ちょっと使ってみたので簡単にレビューをしてみたい。
人気が高いデジカメなのでユーザも多く先駆者達があちこちでレビューしているので、今更レビューするのもという気持ちも無い訳では無いが、自分にとってのメモも兼ねてレビューをしてみる。

1.暖色寄りな仕上がりになる。
上野恩賜公園の桜
上の写真は、この前上野公園で撮った桜の写真。リサイズを掛けたのみで他に手は加えていない。
WBはAUTO。シャッタースピードは1/640秒、絞りF7.1。分割測光。Pモード。
実際の色見はもっと白寄りで僅かにピンク色という感じであったが、写真ではピンク色寄りに仕上がっている。これはレンズの特徴かもしれないが忠実な色再現をしたい場合は注意が必要。画像設定でパラメーターを変更するのも一考。

2.WBを蛍光灯にすると盛大に紫色被りする。
WBを蛍光灯にした場合のサンプル
上の写真は「ジョジョの奇妙な百人一首」の化粧箱。写真は同じくリサイズのみ。光源は室内の蛍光灯。WBを蛍光灯にして、シャッタースピードは1/40秒、絞りF2.4。分割測光。Pモード。
初めてWBをAUTOから蛍光灯に変更して撮影したのだが、盛大に紫色被りをした。
自分の部屋の蛍光灯が原因の可能性もあるが、キヤノンのG7ではWBを蛍光灯にしてもこのような色被りは発生しなかった。GR DIGITAL2はWBのツメが甘いのだろうか?ファームウェアでの改善に期待だが、今のところ蛍光灯下で撮影する場合はAUTOの方が無難だと思う。

3.レンズバリアから埃が侵入しやすい。
レンズ収納時は自動的にレンズバリアが閉じられるが、レンズバリアがあっても埃が侵入しやすい。使い方や携行方法にも寄ると思うが、自分はケースの中に入れて持ち運んでいた。持ち運ぶ際は密閉度の高いケースに入れて、撮影後はブロアで埃を吹き飛ばした方が良い。なお、今のところレンズ内部にはまだ埃の侵入は確認できていない。

4.単焦点レンズとは言え歪曲が目立つ。
GR DIGITAL2は24mmの広角単焦点レンズだが、歪曲が目立つ。折角定評があるレンズで、単焦点なのだからもう少し歪曲を抑えてくれると良かった。
撮影する際はゆがみが目立たないように考えて被写体を捕らえることが大事。

5.ラティチュードが狭い。
これはポジフィルムとの比較。よくデジカメはラティチュードが狭いと言われるが、確かにポジフィルムに比べて狭いと感じた。明暗さが広い場合は注意が必要。被写体の何を強調したいのか、または何を弱めたい、消したいのかを考えて露出補正をするのが良いと思う。

6.レンズ繰り出し音、収納音がジーコジーコ
これは感覚の問題だが、レンズの繰り出し音、収納音がジジーコジジーとお世辞にも品が良い音とは言えない。店頭でGR DIGITAL2を触ったことがあるが、店内では周囲の音が五月蝿くてここまでは気付かなかった。もう少し上品な音、スっと繰り出し、スっと収まる方が良かった。

7.マクロON・OFF時にもジーコジーコ
マクロ撮影モードをON・OFFする度にレンズ位置が動いて、ジーコジーコ音がなる。音はまだ我慢できるがマクロをON・OFFするのにタイムラグが発生し、撮影のリズムがちょっと崩れる。なるべくタイムラグが発生しないようにして欲しかった。

デジカメ初心者として今のところ気が付いたのは以上7点。厳しいことを言っているようだけど、それは他の点に満足していることの裏返し。GR DIGITAL2は本当に良く出来たカメラだと思う。

初めてGR DIGITAL2用に公開されたファームウェアが、公開停止になっちゃっているけど、停止理由がサードパーティ(シグマ)のスピードライトで不具合が発生するからだと言う。他のカメラメーカーならサードパーティ何て動作保証対象外です、ということにしちゃうのに流石はRICOH。ユーザのことを考えてくれる稀なメーカーだと思う。
ファームウェアの改善のついでにレンズのジコジコ音も何とかしてくれると嬉しいな。

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