2014年08月 / 07月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫09月
2008.04.18(Fri)
Top Page > 靴/手入れ > 革靴の寿命について考えてみた

革靴の寿命について考えてみた

結構前だけど「靴を「サドルソープ」で洗ってみた」というエントリーを書きました。この時のサドルソープで洗った靴は昨年に役割を終えました。

社会人になって初めて買った靴で、「SCOTCHGRAIN」(スコッチグレイン)というメーカーの靴。社会人としての生活に深く関わっていたし、しっかり手入れもしていたので思い入れが深く、後ろ髪引かれる思いでしたが、もういくら手入れをしても無駄だったので意を決して捨てました。

大事に履いていた靴だけど、やっぱり寿命は来てしまう。今回は革靴の寿命について考えてみました。

1.やはりヘビーローテーションは禁物?
僕はスーツ族なので革靴を毎日着ます。社会人になって間もない頃は手持ちの靴が2足だけ。しかも上述の靴はお気に入りだったので週に3日履くこともありました。外回りの職種ではなかったのでそれほど痛みませんし、室内ではサンダルに履き替えていました。
単純計算すると、週に3日ということは月に12回、年に144回になります。社会人1年目の冬にもう1足買い足したので正確な数字ではありませんが、それでも結構な頻度で履いていました。
次第に靴が増えていき、この靴の履く頻度も減っていきましたが。

この靴の寿命が約6年でした。他の靴で今現在6年以上持ってものもあります。革質の違いもあると思いますが、履いていた頻度を考えると、やはりヘビーローテーションは靴の寿命を縮めると思います。1日中靴を履いていなくてもです。

天然革で作られた革靴は生きています。栄養も必要ですし、休息も必要です。栄養は手入れ時にクリームで与えれば良いですが、1日履いたら1日休ませるというローテーションを組むことが大事です。
休ませるということは、革が吸った汗、水分を飛ばすことです。革靴が水分を含んだままだとカビが生えたり、悪臭がしたり、最悪の場合は足が水虫に罹ったりします。

僕が最低必要だと考える靴の数は3足です。3足あれば1週間で靴に十分な休息を与えながら履き回すことができます。中二日のローテーションが組めますし、土日で休ませることができます。
社会人になって間もない頃はあれこれ必要ですので、革靴だけにお金を掛けるという訳にはいかないと思いますが、なるべく早い時期に3足揃えるようにすれば結果的にコストパフォーマンスは良くなります。靴の寿命を長くするためにもヘビーローテーションは避けるのが得策です。

2.やっぱり手入れは必要?
僕は必要だと考えます。社会人になってから8足ほどの革靴を買いましたが全て定期的に手入れをしています。手入れ方法は「革靴の手入れをしますか?(道具編)」「革靴の手入れをしますか?(よく履く靴編)」で解説しています。
ですので、手入れをしなかった靴と手入れをした靴でどちらが長く履けるか比較をしたことはありません。
ですが、上にも書いた通り革は生き物です。定期的な栄養補給と休息は靴には必要です。また手入れをすることで靴が綺麗になり、精神的にも「また仕事を頑張るぞ」と活が入ります(個人的にはですが)。愛着も湧いてきます。
人生のパートナーと言うと大げさかもしれませんが、革靴を履く生活を送る人にとっては生活の多くを共有することになります。
話が逸れましたが、革靴は定期的に手入れすることをお勧めします。

3.サドルソープで洗うようになったら寿命
上述の靴はサドルソープで3回ほど洗いました。ここでサドルソープで靴を洗う意味について再確認しておきます。
靴は上の方にも少し書きましたが足にかいた汗を吸います。汗には塩分が含まれています。長い期間履いていきた靴だと革の内部に塩分が溜まります。

今日のような雨の日などで靴が濡れ、乾くと革の表面に塩分が白く粉状に吹き出ることがあります。こうなると相当な量の塩分が革に含まれている状態です。この塩分を革が痛まないように除去するのがサドルソープです。

サドルソープは靴に溜まった塩分を除去するのに手軽で安価な手段です。靴や鞄のクリーニングをしてくれるお店もありますが費用が割高です。サドルソープであれば自分で手入れすることができます。とは言いながら全面的にサドルソープが安全だと言っているわけではありません。飽くまでも自己責任になります。また水に浸けるという工程は少なからず靴にダメージを与える気がします。どうしても失敗したくない、万が一があっても大変という靴の場合はクリーニング店に任せるほうが精神的にも良いでしょう。

話を戻します。サドルソープで洗う回数が増えた靴はもう寿命だと僕個人は考えています。上に出た靴ともう一足の別の靴をサドルソープで3、4回洗いました。洗った理由は上に書いた白い粉、塩分を除去するためです。
いくらサドルソープで塩分を除去しても、次第に塩分が溜まる度合いが早まるのか、完全には除去できないのか原因は特定できていませんが、粉を吹きやすい靴になってしまっているようです。
こうなってしまった状態の靴は、革もあまり良い状態ではなくなってしまっています。
まだ履くことはできると思いますが、栄養クリームを与えブラッシングする等と手入れをしても革の状態は戻りません。この時点で僕は靴の寿命、靴の革の寿命だと考えています。

4.どこまで磨り減ったら寿命か?
革靴でもっともダメージを受けるのが踵と底です。歩いていると踵は必ず擦りますし、底も摩擦で磨り減ります。つま先もぶつけたり地面で擦ったりしてダメージを受けます。多少の傷や色剥げはコバインキや補色クリームで隠すことができますが、やはりある程度の段階で修理をした方が良いです。

踵は土台になっている部分に達する前に修理をしましょう。目安としては踵部分は幾つかの層に分かれていますが、一番初めの層が削れてしまい二番目の層に達する前に交換するのが良いです。一番目の層、二番目の・・・と分かり難い説明ですが、革靴の踵を横から見ると何層かに分かれているはずです。1番目が完全に削れてしまう前に交換しましょう。土台部分に達してしまうと修理ができなくなります。早めの交換が大事です。
また、靴を買って直ぐにゴムを貼るのも良いです。ゴムを貼っておけばゴムが削れた時にゴムだけを張り替えるだけで済み、結果的に安価です。ゴム貼りはデパートや駅にある靴の修理屋さんに頼めます。
次に底ですが、革底の靴を前提に書きます。僕の靴は「グッドイヤーウエルト製法」という作り方で出来た靴が大半です。この製法では革底は糸で靴本体と縫い合わされています。
革底は履いていると次第に削れ、縫い目になっている糸も擦れてきます。糸が擦り切れそうになったら底の革の交換時期です。この時点で革底は寿命だと考えています。

つま先についてですが、僕の歩き方ではほとんどつま先は減りません。なのでつま先に関しては良く分かりません。上にも書いた通り傷が着いた時や色が剥げた時に補色する程度です。

革底を張り替えれば靴の寿命は延びます。手入れの際に底の減り具合や糸の擦り切れ具合を良く確認しましょう。


以上、個人的に考える靴の寿命について述べてみました。靴の寿命や手入れ方法は個人個人で千差万別だと思います。上に書いたのは飽くまでも僕個人が考えていることです。靴の専門店で聞いてみたり、インターネットで調べてみると更に有益な情報が得られるかもしません。このエントリーが靴の情報を集めるための何かの切欠になれば幸いです。
関連記事

タグ(ブログ内検索もできます) 手入れ スコッチグレイン SCOTCHGRAIN

21:00  |  靴/手入れ  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

関連エントリー

Loading


Comment

コメントを投稿する

※コメントは承認するまで表示されません。


管理者だけに表示

▲PageTop

Trackback

この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック

 | BLOGTOP |