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2008.04.19(Sat)
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「Celeron Dual Core E1200」のリテールクーラーを「ANDY SAMURAI MASTER」へ換装!

「ANDY SAMURAI MASTER」の外箱
公約(?)通り、この前購入したCPUクーラー「ANDY SAMURAI MASTER」をサブマシンに組み込みました。CPUクーラの換装自体は簡単だったんだけど、他の作業で意外に苦労して時間がかかってしまった。
ちなみにサブマシンの構成は以下の通り。

【サブマシンの構成】
M/B:GA-P35-DS4 rev2購入記事初期不良交換の記事
CPU:Celeron Dual Core E1200購入記事
CPUクーラ:リテールクーラー(E1200に付属)
メモリ:CFD ELIXIR W2U800CQ-2GLZJ(PC2-6400-2GBx2)購入記事
VGA:I-7600GST-F5F3購入記事
電源:ZUMAX ZU-450Z購入記事
ケース:Windy製ALTIUM S8 AEGIS2

また、温度を比較するために、CPU「Celeron Dual Core E1200」のリテールクラーを装着した状態と、今回装着したCPUクーラー「ANDY SAMURAI MASTER」での場合とで温度を計測してみた。

Core Temp 0.97での温度42度と高め
Celeron Dual Core E1200」のリテールクーラーで計測したアイドル時の温度は42度とかなり高めの温度。ちなみにCre Tempのバージョンは0.97。
ただし、この温度は、このエントリーの後ろの方に書いた通り、フロントファンが埃詰まりを起こしていたのでほとんど当てにならない。

側面パネルを外したときのCore Temp 0.97での温度は35度
ケース側面パネルを外した時の温度は35度。かなり温度が下がる。この時は気付いていなかったが、やはり前面ファンの詰まりがエアフローに影響していたんだと思われる。


続いて装着するために準備をする。その前に「ANDY SAMURAI MASTER」を舐めるように紹介。

外箱を空けたところ。既にファンが装着されている。
蓋を開けるといきなりファンが!あまりの意外性にちょっとビックリ。「ANDY SAMURAI MASTER」ではクーラー本体にファンが装着された状態で箱に収まっている。

「ANDY SAMURAI MASTER」の本体と付属品
クーラー本体と付属品一式。対応ソケットはIntelのLGA775、Socket478、AMDの754、939、940、AM2。クーラー本体の下写っている金属パーツを対応ソケットに合わせて選択する。LGA775はリテールクーラーでお馴染みのプッシュピンタイプとなる。
他には1回分のグリスと取扱説明書。取扱説明書にはソケットに応じた装着方法が解説されている。なお、バックプレートは付属しない。CPU本体の重量は690gなので無くとも問題ないのだろう。

「ANDY SAMURAI MASTER」のヒートパイプ
ANDY SAMURAI MASTER」のヒートパイプ。ヒートパイプは6本でヒートシンクに繋がっている。見ているとエイリアンや甲殻類を彷彿させて、ちょっと気味が悪いと感じるのは自分だけだろうか?

「「ANDY SAMURAI MASTER」の側面
側面やや上から見ると、ヒートシンクの巨大さが目立つ。ちなみに「ANDY SAMURAI MASTER」のサイズは、CPUクーラー本体が125mm×137mm×高さ104mmで、付属のファンが120mm×120mm×厚さ25mm。ファンは標準的なサイズだけど、クーラー本体と合わせると高さが129mmになる。

「ANDY SAMURAI MASTER」の底面
底面は鏡面仕上げで美しい。「Peel off before Installation」(装着する前に剥がせよ)という透明なシールが貼られている。剥がすのを忘れないように。

「ANDY SAMURAI MASTER」の付属ファン
付属ファンは上にも書いたが既に本体に装着されている。ファンは25mm厚の12cmファンなので、静音性と冷却性能が期待できそう。

「ANDY SAMURAI MASTER」に付属のファンは3Pinコネクタ
付属ファンには3Pinコネクタが付いている。

「Celeron Dual Core E1200」のリテールクーラー
それではクーラーの換装作業開始。まずは「Celeron Dual Core E1200」のリテールクーラーを取り外す。プッシュピンをマイナスドライバーで、プッシュピンの頭の矢印で示されている方向に回してロックを解除する。

グリスまみれのCPU
リテールクーラーは外すとCPUは当然グリスまみれになっている。このグリスを綺麗に掃除する。

レンズクリーニングペーパージッポオイル
CPUに付着したグリスを除去するのに役に立つのが「レンズクリーニングペーパー」と「ジッポオイル」。
ジッポオイル」でグリスを溶かし、「レンズクリーニングペーパー」でグリスを拭き取る。いきなりCPUにジッポオイルを垂らすのでは無く、レンズクリーニングペーパーを少し湿らしてCPUを拭う形で拭き取っていく。「レンズクリーニングペーパー」を使うのはティッシュペーパーと違って細かい繊維やクズ(埃)が発生しにくいため。
ちなみに俺はタバコを吸う(室内では吸わないけどね)し、カメラ機材があるのでこんなものを持っている。「レンズクリーニングペーパー」は安いし、「ジッポオイル」も小さいのが売っているので、こういう時のために買っておくと便利。

グリスを拭き取り綺麗になったCPU
グリスを拭き取って綺麗になったCPU。ここまで綺麗になると心理的にも気持ち良い。どうせ直ぐにグリスを塗ることになるんだけどね。

これで下準備は完了。続いて「ANDY SAMURAI MASTER」の装着作業を開始!

「ANDY SAMURAI MASTER」にLGA775用の足を装着装着したLGA775部分のクローズアップ写真
CPUクーラー本体へLGA775用の足(金具)を装着する。本体側に穴が空いており、足について凸状の突起をグイと押し込むだけで簡単に装着できる。

「Peel off before Installation」シールを剥がす
そして底面に貼られている「Peel off before Installation」の透明シールを剥がす。埃の付着が気掛かりであれば、CPUに装着する直前に剥がした方が良い。

CPUクーラー「HR-01 PLUS」に付属のグリスCPUにグリスを塗った
続いてCPUにグリスを塗る。今回は「ANDY SAMURAI MASTER」に付属していたグリスではなく、購入したもののケースに収まらなくて無用の長物になっているCPUクーラー「HR-01 PLUS」に付属していたグリスを使った。と言うか本当はシルバーグリス「Arctic Silver 5」を使おうと思ったらどこに仕舞ったのか分からなかったので・・・
グリスの塗り方は、お店で貰ったいらないポイントカード等を使う。テレホンカードみたいなカードがあるとベスト。カードのハジを使って、なるべく均一になるようにCPUにグリスを塗っていく。厚過ぎず薄過ぎずという感じ。グリス塗りは正直言って自信が無いけど、グリス量はちょっと多いかな少ないかなという程度に留めている。気持ち多いかな、少ないかなと迷うところで調整をしている。

「ANDY SAMURAI MASTER」を装着!
ようやく「ANDY SAMURAI MASTER」をマザーボードへ装着する。リテールクーラーと同じように、プッシュピンをカチっというまで押し込んでロックする。上の写真を見ると向かって下側は手が入るスペースがあるので問題なく差し込めたが、上側は電源、背面ファンとの間が空いておらず、手を入れられる余裕が無いためプッシュピンをロックできなかった。
俺のケースは上面パネルが外れるので、上面パネルを取り外し、次に電源を外して、ケース上面を空けてから、手を入れてプッシュピンを押し込んだ。

上面パネルが外れたので良かったが、外れないケースだったら、HDDや電源ケーブルを取り外し、マザーボードを取り外し・・・という具合でCPUにグリスを塗った工程が無駄になる。
初めからプッシュピンを差し込むスペース的な余裕があるか確認した方が無難。CPUグリスを取り除いた状態で「ANDY SAMURAI MASTER」を仮置きして確認するのが確実だと思う。

装着が終わったのでケースパネルを取り付けPCを起動する。早速Core Temp 0.97で温度を測定してみると、何と温度が見る見る上がって行き41度前後まで上がってしまった!確かにリテールクーラーよりも大幅に静かになったが、温度がここまで上がってしまってはCPUクーラーを換装した意味がない!

前面ファンに埃が詰まりまくり
慌てつつもよくよく調べてみると、前面ファンに埃が溜まりまくっててエアフローどころじゃない状態。これは汚すぎる。そう言えばここ2年くらい掃除をしていなかったっけ(汗)。

「ANDY SAMURAI MASTER」装着後は36度安定
掃除をしつつ、リアファン、フロントファンを「ANDY SAMURAI MASTER」と同時に購入した「鎌フロゥ12cm超静音 (SA1225FDB12L)」と「鎌フロゥ9cm超静音 (SA0925FDB12L)」に交換し(別のエントリーで書きました。)、Core Temp 0.97で再計測すると36度で安定した。

36度というと大した冷却性能じゃないと思うかもしれないけど、それは窒息ケースが原因だと思う。エアフローが考慮されたケースであればもっと冷えるのではないだろうか?実際にCPUクーラーwikiで報告されている情報を見ると格段に冷えているレポートが多い。

ひょっとしたらフロントファンの埃を掃除すれば、リテールクラーでも同じ程度の温度になったかもしれない。だが、「ANDY SAMURAI MASTER」は12cmファンのお陰で、ファンの回転音、風切り音は大幅に静かになった。温度よりも静音性が高まったことの方が素直に嬉しい。
目的の静音PCへ一歩前進した。次はVGAクーラーの換装だな。最大の騒音源が明らかにInno3Dの「I-7600GST-F5F3」のファン音なので。

■6/23追記
ANDY SAMURAI MASTER」に付属のファンが異音を発するようになってしまった。どうも回転数が不安定になるらしく、PCケースのサイドパネルがビリビリとビビルくらいに回転数が上がってしまうみたい。またファンを交換しなければ・・・・

■8/16追記
五月蝿かった付属ファンを、ケースファン変態紳士「Gentle Typhoon D1225C12B3AP-13」に交換しました

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