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2008.04.21(Mon)
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Aero cool製PCIスロット増設ファン「PC AIRCON」を増設して、VGAの温度比較をしてみた

Aero cool製PCIスロット増設ファン「PC AIRCON」
最近パソコンネタがメインになっているけど、またまたパソコンネタ。
今回は、先日購入したPCIスロットにファンを増設できる「PC AIRCON」を増設してみました。ついでに、昨日のグリス比較に続いて、ファン増設前と増設後でGPUがどれだけ変化したかを調べてみました。

まず簡単に「PC AIRCON」のスペックを紹介すると、サイズは長さ180mm×幅92mm×厚さ19mm。ファンは2個ついているが、スロットカバー側に付くのが排気用のブロアファン、もう一つは通常のファンになる。共に大きさは7cm。
ブロアファンの回転数は1000~3500rpm±10%、風量は0.85~6.05CFM。通常ファンは回転数1300~4000rpm±10%、風量8.90~28.67CFM。ノイズは18.6~40.8dBAとなっているが二つのファンを合わせてということらしい。ちなみに数値は全てメーカー公称値。
通常ファンは180度動かすことができ、角度を変えて任意の場所に風を当てることができる。

「PC AIRCON」本体と付属品
「PC AIRCON」本体と付属品の一式。付属品は説明書、固定用ネジ、そしてファンの3Pinコネクタに接続する形でペリファラル4Pinへ変換できるケーブルが付く。

「PC AIRCON」の表面
「PC AIRCON」の本体の表側。左側が通常ファンで、右側がブロアファン。

「PC AIRCON」の裏面
「PC AIRCON」の裏側。

「PC AIRCON」の排気口から
「PC AIRCON」の排気口側。ここからブロアファンで書き出された熱気が排気される仕組みだ。

「PC AIRCON」のファンコントロール
排気口に設けられたファンコントローラーのつまみ。右に回すと高回転、左に回すと低回転に調整できる。「Low」と「矢印」がプリントされたシールが貼ってある。

「PC AIRCON」の電源コネクタ
ファンの3Pincコネクタ。付属の変換ケーブルでペリファラル4Pinへ変換できる。

「PC AIRCON」の通常ファンは180度回転する
通常ファンはこんな感じに動かすことができる。適度にクリック感があり、一度角度を決めてしまえばケースに収めても、よほどのことが無い限り勝手に動くことは無いと思われる。

「PC AIRCON」を増設した状態
パソコンへ増設して早速、温度の測定を行った。温度比較はアイドル時の温度、ゆめりあベンチで6~7回程GPUに負荷を与えた直後の温度を測定した。各温度は「NVIDIAコントロールパンネル」から測定した。
なお、PCの構成は以下の通り。

【サブマシンの構成】
M/B:GA-P35-DS4 rev2購入記事初期不良交換の記事
CPU:Celeron Dual Core E1200購入記事
CPUクーラ:ANDY SAMURAI MASTER購入記事
メモリ:CFD ELIXIR W2U800CQ-2GLZJ(PC2-6400-2GBx2)購入記事
VGA:I-7600GST-F5F3購入記事
電源:ZUMAX ZU-450Z購入記事
ケース:Windy製ALTIUM S8 AEGIS2
OS:Windows 2000 SP4

ケースのフロントファンは12cmで吸気、リアファンは8cmで排気で、それぞれ「鎌フロゥ12cm超静音 (SA1225FDB12L)」と「鎌フロゥ9cm超静音 (SA0925FDB12L)」へ換装してある。

測定結果は以下の表の通りだが、言葉の説明すると、「吹き付け」はグラフィックボードにファン風が当たるように通常ファンの向きを調整した状態。つまり上向き(↑)に風の流れを作った。
「吸気」はグラフィックカードの熱を吸い込むように調整した。下向き(↓)の風向きである。
「排気」は排気になっているPCケースのリアファンと同じ向きに風が流れるようにした。ようするにケース背面向き(←)に風の流れを作った。
測定は「PC AIRCON」の最低回転数字と最高回転時で、アイドル時、ゆめりあベンチ後の温度測定をした。

PC AIRCONの温度比較
測定パターンアイドル時ゆめりあベンチ後ゆめりあスコア
増設前54度61度40,000前後
吹き付け(最低回転)53度60度47,000前後
吹き付け(最高回転)53度60度47,000前後
吸気(最低回転)56度65度47,000前後
吸気(最高回転)56度65度47,000前後
排気(最低回転)56度64度42,000弱
排気(最高回転)54度62度47,000前後

こうして見ると「PC AIRCON」増設前と増設後で、ゆめりあベンチスコアに大きな差が生じているのが分かる。
また「排気」時を除き、「PC AIRCON」の回転数が最低回転でも最高回転でも温度及びスコアに差は生じていない。
最も効果が高い、温度が下がったのが「吹き付け」の状態。つまりグラフィックボードへ風を当てている状態だ。アイドル時、ゆめりあベンチ後共に「PC AIRCON」増設前よりも1度低下している。
吸気、排気は増設前と同じ温度の場合もあるが、ほとんど増設前より温度が上がってしまっている。

以上の結果から「PC AIRCON」増設はGPUの温度低下にはほとんど貢献しないことが分かった。「吹き付け」時には確かに1度下がっているものの、「PC AIRCON」増設により二つのファンが増えることになり、この騒音と引き換えに1度の温度低下を考えると、ほとんど意味がない。

Inno3Dの「I-7600GST-F5F3」の本体
ただ、今回のテストで使ったグラフィックボード「I-7600GST-F5F3」はヒートシンクが小さく、効率的に熱を伝導・発散できなかった可能性も、もちろんあると思う。
また、今回はマザーボードやHDDの温度は計測してないので、ひょっとしたらグラフィックボード以外の部分(CPUは温度変化無し)の低温化に寄与しているかもしれない。

ただ、「PC AIRCON」増設の目的はGPU温度の低下であったため、「PC AIRCON」を使うにしても「吹き付け」で最低回転で使うというかなり限定的な使い方になると思う。だが、ファンから生じる騒音を考えると使わないということになりそうだ。
ちなみにファンを最高回転にすると相当な音(ブォーンという音)が鳴る。7cmという小さいファンを高回転数で回すので当然だが。

少なくとも自分のPC環境においてはファンの増設よりも、VGAクーラーを換装した方が良いということになりそうだと勉強になった。

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Comment

●ファンが

VGA付属ファンの方が高性能なのだから、外排気部分でのエアフローを上げる程度にしかならないのではないでしょうか。
このファンを最も生かせるのは、ファンレスヒートシンクをVGAに付けて、そのヒートシンクをこのファンで冷やしつつ、熱風を外に出す使い方だと思います。
ど | 2009年05月27日(水) 18:51 | URL | コメント編集

●Re: ファンが

>「ど」さん
この後に実は以下の比較をしています。
http://amatoboss.blog31.fc2.com/blog-entry-405.html

結論から言うとこちらもあまり効果が無かったということです。自分の場合は冷却性よりも静音性を求めるので、あまり利用価値が無かったです。
amatoboss | 2009年06月30日(火) 22:49 | URL | コメント編集

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