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2008.06.07(Sat)
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日光観光へ行ってきました 3/5 日光東照宮編(後編)

日光東照宮の陽明門陽明門には様々な人物の彫刻が飾られている
先ほどのエントリーからの続き。日光東照宮の観光を続けついに「陽明門」に至った。
陽明門は国宝で、別名「日暮らしの門」とも呼ばれる。その豪華絢爛な装飾から一日中見ていても飽きないからだそうだ。
一見した黄金色の豪華な印象と細部を見ると細かい彫刻で飾られていて、確かに見事な作り。一日中見ていても飽きないといわれても納得してしまう。

右側の写真が人物の彫刻。古代中国の故事にならった出来事を表しているらしい。
正面から見ると、陽明門から左右に壁が続いており、裏側には回廊がある。回廊には意外な物が置かれていたけど、それは後ほど。

神輿舎(しんよしゃ)の看板日光東照宮の神輿舎(しんよしゃ)
陽明門をくぐると左手に見えてくるのが「神輿舎(しんよしゃ)」。中には三基の御神輿が収められている。

神輿舎(しんよしゃ)の中には御神輿が
運良く扉が開いていたので中の様子を写真に取った。三基の御輿が収められているのが見える。中央の御輿には葵紋が入っており、東照宮の神様である徳川家康公が乗る御輿。
神輿舎の天井には天女が舞う見事な絵が描かれている。

神輿舎(しんよしゃ)の横の回廊には何故かウィスキーの樽が
「神輿舎(しんよしゃ)」の左手には陽明門から伸びる回廊があり、何故かウィスキーの樽が並んでいた。残念ながら、これは興冷め。

国宝の唐門(からもん)は残念ながら工事中唐門(からもん)の看板
陽明門の正面に位置するのが、こちらも国宝の「唐門(からもん」。残念ながら工事中だった。
唐門は日光東照宮の本社の正門に当たる。全体的に白っぽく、門の両脇の柱には見事な登り龍の彫刻が施されている。

眠り猫の前には結構な人だかり眠り猫の看板
いよいよ東回廊にある眠り猫へ。眠り猫は彫刻がやたらと多い日光東照宮の中でも一際有名な彫刻。左甚五郎(ひだり じんごろう)という江戸時代初期に活躍した彫刻職人の作。
眠り猫のチケットチェックを超えると、眠り猫を観賞しようと並んでいる人の列が出来ていた。
なお、また苦言になっちゃうけど、眠り猫のチケットチェックがまた周囲の建造物や彫刻にマッチしない外観で、周りの景観を損ねてしまっている。

眠り猫前の回廊(陽明門の裏側)には日本酒の樽が眠り猫前の回廊(陽明門の裏側)には日本酒の樽が
眠り猫の手前、向かって右手には、陽明門から伸びる回廊があり、そこに沢山の日本酒の樽が並んでいた。
これも如何なものかと思わせてくれる。先の神輿舎のウィスキーと言い、恐らく日光東照宮の保護のために献金をしているスポンサー企業のPRだと思うが、もっと景観に溶け込むようにして欲しいものだ。

日光東照宮の眠り猫眠り猫。小さ過ぎ
こちらが数分待って対面した「眠り猫」。正直に言って小さ過ぎてビックリ。多分タバコの箱2個分くらいの大きさしかない。眠り猫は国宝になっているけど、あまりに期待していくと少々ガッカリする。
ちなみに見忘れてしまったが、眠り猫の真裏には雀の彫刻がある。雀の天敵である猫と雀の共生が江戸時代の平和・繁栄を表しているという解釈があるらしい。

日光東照宮の坂下門

眠り猫の下をくぐると、奥社に続く坂下門がある。奥社には日光東照宮の神である徳川家康の墓所がある。

日光東照宮の奥宮に続き石回廊
奥社に続く回廊は石床と石階段で成っている。石回廊は森の中に通っている。周りの風景にも目を向けながら歩くと往年の時代が感じられる気がする。

「東照大権現(とうしょうだいごんげん)」の鳥居
石階段を登ると、「東照大権現(とうしょうだいごんげん)」の青銅製の鳥居がある。東照大権現とは徳川家康のこと。

日光東照宮の奥社の「御宝蔵」
鳥居をくぐると直ぐ右手には「御宝殿」がある。中には朝廷から送られた文書が収められている。

日光東照宮の奥社の「奥社拝殿(おくしゃはいでん」日光東照宮の奥社の「奥社拝殿(おくしゃはいでん」
重要文化財である「奥社拝殿(おくしゃはいでん」。写真をミスって水平が出ていないのはご愛嬌。
祭られているのはもちろん徳川家康こと東照大権現。

「奥社拝殿(おくしゃはいでん」 にも商品の陳列が
奥社拝殿でもまたまたお土産物が陳列されていました。

鋳抜門(いぬきもん)の看板日光東照宮の鋳抜門(いぬきもん)
奥社拝殿の奥にあるのが、「鋳抜門(いぬきもん)」。椎名伊豫(しいないよ)の作。柱や梁を鋳型で作られたことから鋳抜門という名が付いた。門前両脇の青銅製の狛犬は動感があり、必見の価値あり。
ちなみに、鋳抜門は閉ざされておりくぐることはできない。

御宝塔の看板日光東照宮の奥社の「御宝塔」
鋳抜門の中にあるのが、家康公の柩が収められた「御宝塔」(御墓所)。初めは木造であったが5代将軍綱吉公の時に唐銅製(金、銀、銅の合金)に改築された。こちらも椎名伊豫の作品。鋳抜門から始まる石壁でぐるりと囲まれており、御宝塔に近寄ることはできない。

日光東照宮に戻ってきた
奥社から東照宮へ戻ってきました。この時が10時半くらい。中々スピーディに観光が出来た。
本殿・拝殿も観たけど、残念ながら写真撮影が禁止だったので写真は無し。丁度唐門から続く回廊も補修工事をしていて、漆塗りをしている職人さんの様子が見れた。

日光東照宮の「祈祷殿(きどうでん)」。丁度結婚式が執り行われていた
「祈祷殿(きどうでん)」では丁度、結婚式が執り行われていた。日光東照宮で結婚式を挙げるというのはオツなものだけど、観光客に囲まれてしまうのはちょっと可哀想な気がする。

日光東照宮の陽明門
再び陽明門をくぐり、最後に鳴龍を観に「薬師堂(やくしどう)」へ向かう。

日光東照宮の「本地堂(ほんぢどう)」または「薬師堂(やくしどう)」「本地堂(薬師堂)」は鳴龍で有名
鳴龍で有名な「薬師堂(やくしどう)」。本尊が薬師如来(やくしにょらい)なので「薬師堂」であり、また家康が薬師如来の生まれ変わりと考えられたので「本地堂(ほんじどう)」とも呼ばれる。なお中は写真撮影禁止。

天井に龍が描かれており、ある特定の位置で拍手を打ったときのみに、音がリューンリューンリューンと反響しあたかも龍が鳴いているか如く。デモンストレーションが観れる(聞ける)ので一見(聞)の価値あり。
また、内部には干支の十二支に対応した闘神が配置されている。自分の干支の神様を拝みましょう。

日光東照宮への参道
表門を抜けて、日光東照宮を後にしました。

日光東照宮の鳥居近くにある郵便ポスト日光東照宮の鳥居近くにある郵便ポスト
ちなみに日光東照宮の鳥居の近くに、今では珍しい丸い郵便ポストがありました。愛嬌があって可愛らしい。
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