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2008.06.28(Sat)
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サイト管理者向けツール「Yahoo!JAPANサイトエクスプローラーβ版」を利用してみる

Yahoo!JAPANサイトエクスプローラーβ版のトップ画面
この前のエントリーで導入した「Live Search Webmaster Center(ライブサーチウェブマスターセンター) β版」に続いて、今度はYahooJAPAN が提供するサイト管理者向けツール「Yahoo!JAPANサイトエクスプローラーβ版」を利用してみました。

GoogleのWebMastertool(ウェブマスターツール)Live SearchのWebmaster Center(ウェブマスターセンター)と同様に、自分のサイトのインデックス状況や被リンク数を確認したり、サイトマップ等のフィードが送信できる。
使い始めてまだ数日なので確証は持てないが、Yahoo!JAPANにインデックスされやすくなったように思える。
そこで簡単に「Yahoo!JAPANサイトエクスプローラーβ版」の利用方法を解説する。

ちなみにYahoo!JAPANの検索エンジン(YST=Yahoo! Search Technology)は米国のYahoo!にあり、日本のYahoo!JAPANの検索は日本語独特の形態素解析等の技術とYSTを組み合わせて提供している。
このYahoo!JAPANサイトエクスプローラーも米国では2年も前にに提供されていて、日本版は最近ようやくβ版として提供されたばかり。

Yahoo!JAPANサイトエクスプローラーβ版
Yahoo!JAPANサイトエクスプローラーβ版」を利用するにはYahooJAPANのIDが必要。持っていない人は新規登録で取得すること。

画面のハードコピーを取るのを忘れてしまったため、サイト登録から認証までを言葉で説明する。認証については後で「Yahoo!JAPANサイトエクスプローラーβ版」の画面から確認できる。

YahooJAPANのIDでログインをすると、まずサイトの新規登録を行なう。「管理サイトに追加」というフォームがあるので、自分のサイトのURLを入力して「追加」ボタンをクリックしよう。

サイトのURLが本当に存在するかの確認が行なわれ、サイトの認証方法を「htmlファイルをサイト上の配置するか」「metaタグで認証をするか」の選択をする。この辺りはLive SearchのWebmaster Center(ウェブマスターセンター)と全く同じである。

htmlファイルは「y_key_<ランダムな文字列>.html」というファイル名で<ランダムな文字列>はサイトを識別する識別子。要するにサイトを一意に識別する文字列なので、ここは変更しないこと。
それをサイトのトップディレクトリに配置する。このブログだと「http://amatoboss.blog31.fc2.com/」と同じ場所だ。
metaタグで認証をする場合は、「<META name="y_key" content="<ランダムな文字列>">」を、サイト上のhtmlファイルの<head>~</head>の間に貼り付る。
ブログの場合はhtmlテンプレートの<head>~</head>の間に貼り付けよう。

Yahoo!JAPANサイトエクスプローラーβ版」から発行されるmetaタグはhtmlの書式になっている。多くのブログサービスではXHTMLで記述されているので、XHTMLの書式に直してから貼り付ける。

修正は非常に簡単で、最後の「>」を「 />」にするだけ。半角スペースが「/」の前に入るのに注意。
なお「META」を「meta」と小文字に直しているのは俺の趣味的なところもあるが、XHMLではタグは小文字で書くことになっているので小文字にした。両方の修正をしても認証自体は問題なくなされる。
metaタグを貼ったらブログの場合は忘れずにhtmlテンプレートを更新すること。
<meta name="y_key" content="<ランダムな文字列>" />


metaタグを貼り終えたら、「Yahoo!JAPANサイトエクスプローラーβ版」上で「認証開始」ボタン(正確なボタン名は忘れてしまった。)をクリックする。「認証状況」が「待ち」の状態になるので、認証が終わるまで24時間ほど待つこと。
無事に「認証状況」が「済み」になれば認証は完了して、「Yahoo!JAPANサイトエクスプローラーβ版」が利用できるようになる。

1.Yahoo!JAPANサイトエクスプローラーβ版のトップ画面


Yahoo!JAPANサイトエクスプローラーβ版のトップ画面
Yahoo!JAPANサイトエクスプローラーβ版」のトップ画面。
上の画像のように入力したサイトのURLとサイトタイトル、認証状況、認証日が表示されている。この画面からサイトを先ほどと同じ手順で追加することができる。

2.Yahoo!JAPANサイトエクスプローラーβ版の「管理サイト」画面


Yahoo!JAPANサイトエクスプローラーβ版の「管理サイト」トップ
サイトタイトルをクリックすると、「管理サイト」画面へ遷移する。
「管理サイト」のトップページでは、「インデックス状況」、「サイトの認証状況」、Yahoo!JAPANに送信した「フィード数」、「動的URL設定」の状況や「インデックス操作」の状況、そして「このサイトのブログでの言及数」が登録したサイトへリンクしてあるブログの数。

3.Yahoo!JAPANサイトエクスプローラーβ版の「インデックス状況」画面


Yahoo!JAPANサイトエクスプローラーβ版の「インデックス状況」
「インデックス状況」では、Yahoo!JAPANの検索エンジン(YST=Yahoo! Search Technology)でインデックス化されているページのタイトルとURLを確認することができる。
上の画像のサイトタイトル「自由人万歳ν(ニュー)タイプ http://amatoboss.blog31.fc2.com」の下に「ドメイン内のページ」「被リンク元のページ」「サブドメイン」の3つのメニューがあるが、「ドメイン内のページ」は自分のサイトのURLとタイトル。
「被リンク元のページ」では自分のサイトへリンクが貼られているサイトとURLが確認できる。スパムサイトからリンクがされている場合は、ここから「スパム報告」という操作をすることができる。
「サブドメイン」は、FC2ブログではURLが「http://amatoboss.blog31.fc2.com/」とサブドメイン形式になっているので分からないが、恐らくはサブドメインがあるURLを見ることができるのだと思う。

また、「ドメイン内のページ」「サブドメイン」の画面から、Yahoo!JAPANの検索エンジン(YST=Yahoo! Search Technology)にインデックスされているページに対する操作をすることができる。
例えば過去に作成し削除したページがインデックスされたままの状態にある場合に、検索結果から非表示にするようにYahoo!JAPANの検索エンジン(YST=Yahoo! Search Technology)に送信することができる。
操作方法は削除したいタイトルの左側にあるラジオボタンをチェックして、下のほうにある「検索結果から非表示」ボタンを押すだけ。

4.Yahoo!JAPANサイトエクスプローラーβ版の「サイト認証」画面


Yahoo!JAPANサイトエクスプローラーβ版の「サイト認証」
「サイト認証」画面では、追加したサイトの認証方法が確認できる。先ほど「Yahoo!JAPANサイトエクスプローラーβ版」を利用開始するための認証方法だ。
htmlファイルのダウンロードとmetaタグを確認することができる。

5.Yahoo!JAPANサイトエクスプローラーβ版の「フィード」画面


Yahoo!JAPANサイトエクスプローラーβ版の「フィード」
フィード画面からは、「Yahoo!JAPANサイトエクスプローラーβ版」にフィードを送信することができる。
フィードとはXML形式で書かれたRSSファイルやATOMファイルのこと。この辺りはあまり気にしなくても良い(俺もあまり知らない)。

ブログでは新着記事(というか記事全体)のRSSファイルを自動的に生成してくれる。このブログの場合は「http://amatoboss.blog31.fc2.com/?xml」というURLだ。またFC2ブログではサイトマップファイルがデフォルトで容易されている。URLは「http://amatoboss.blog31.fc2.com/sitemaps.xml」。サイトマップファイルについてはこちらのエントリーで書いたので、そちらを参照のこと。

フィードは人が読むためというよりも、コンピューターが理解しやすい構造で記述されている。フィードを送信しておけば、Yahoo!JAPANの検索エンジン(YST=Yahoo! Search Technology)は、ブログの記事だけではなく、フィードもクロールするようになる。なので必ずフィードを送信しておこう。

6.Yahoo!JAPANサイトエクスプローラーβ版の「動的URLの設定」画面


Yahoo!JAPANサイトエクスプローラーβ版の「動的URL設定」
「動的URLの設定」画面では動的URLの処理について設定ができる。

「動的URL」というと知らない人も多いかもしれないが、例えばFC2ブログで検索した時に「<URL>/?q=検索文字列」というようなURLになる。また遷移元を判別するためにURLの末尾に「?xcid=」等と識別子を付けている場合など、この識別子が付いていると別のURLとして判断されてしまう。

この「?q」や「?xcid」のようなパラメータをどのように処理するかという設定ができる。処理方法は「非表示にする」か「値を固定する」の2つから選択できる。

7.Yahoo!JAPANサイトエクスプローラーβ版の「インデックス操作」画面


Yahoo!JAPANサイトエクスプローラーβ版の「インデックス操作」
「インデックス操作」画面では、「インデックス状況」からインデックス削除の操作をした場合に、その状況が確認できる。

以上で「Yahoo!JAPANサイトエクスプローラーβ版」の使い方から概要をかいつまんで説明をしたけど、フィードが送信できる点とインデックス状況が把握できる点はサイト管理者にとって歓迎すべき点だろう。
まだβ版なので今後機能が追加されたり、逆に削除される可能性もあると思うが、無料で利用できる上に、日本での検索エンジンのシェアは依然としてYahoo!JAPANが最も高い。Yahoo!JAPANのSEO対策も含め、利用しておいて損は無いだろう。
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