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2006.12.27(Wed)
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浜松餃子を食しにいざ浜松へ!浜松強行旅行2/2

この前のエントリーで紹介した浜松強行旅行の続き。

浜名湖は「此処路舎(こころじゃ)」で国産天然うなぎにエライ満足した我々一向は浜松名物「餃子」を攻略するために、一路浜松市街へ。

地図無しなので、取り合えず標識を頼りに市街を目指す。若干道に迷いつつ。市街に到着し駐車。

おもむろに相方がプリントアウトした紙を取り出す。「何それ?」と俺。「いや餃子屋の地図ですよ。ちゃんと持ってきました。」流石食道楽の相方。餃子の用意だけは万全だ。

「まずはここ行きたいんですよ。ここからだと多分5分くらいで着きますよ。」っと早速向かう。
着いたお店が「むつぎく」。そそくさに入店し餃子を注文する。

餃子むつぎく


浜松の餃子の特徴はかるく煮て火を通したモヤシが乗っていること。ここが関東の餃子とは大きく違う。お味はジューシーでやや甘味が強い感じ。甘いと言っても砂糖みたいな甘さじゃなくて、素材の甘さ。

「これは旨い!」と盛り上がりつつ、相方はついでにご飯セット(ライス+漬物+味噌汁)を平らげる。

この時まだ18時前。うな重を食べたのが16時くらいである。
元々小食の俺は既に限界気味。一方ヤタラと大食漢の相方は平然と食べ進む。

「いやー旨かったですね。それじゃ行きますか!」「つっ次!?」「いや、これで紹介されていた店があるんですよ。ここから2キロぐらい離れていますけど。」と発言は普段と変わらないが目には揺ぎ無い決意が、雰囲気には怒涛の勢いがみなぎっている。

言外には「ここで行かないと『(おとこ)』じゃないっすよ!」という強いメッセージが。
ちなみに「漢」は、我々の間では男の中の男、キングオブ男を指す必須キーワードである。「漢」でなければ「男」であらず。「漢ではない」ということは「ヘタレ」の烙印を押されたも同様である。
「拒否」は許されない。

「そっそれじゃ行こう。折角来たんだし後悔先に立たずだよ。」っと圧倒的にな相方のオーラに押され取り合えず同意の旨を表明。

限界!限界!ヤバイヨ!」とアラームをしきりに発する腹を引きずりつつ、一路次なる目的地へ進む。

歩くこと20分弱。ようやく目的地「強子のきよ」に到着。このお店はホルモン焼き、焼き鳥と餃子の店である。謡い文句によると「元祖餃子」らしい。

さっそく入店。「何を注文しますか?」と明らかに飢えた感じの相方が。「いや、俺結構腹いっぱいだから、任せるよ。」「腹いっぱい?たったあれだけで腹いっぱいなんですか?」「いっいやだってうな重くったのついさっきだよ。まだ19時。そんなに食えないでしょ?」「そーですね。それじゃ取り合えず餃子だけにしましょうか」と明らかに不満げな相方である。

そういえば彼と焼肉屋にいったとき、19時から23時まで食いつづけていた。あの時もこいつは一人で食っていたなっと脅威の光景が頭に蘇る。

出てきた餃子がこの写真。相変わらずモヤシが乗っている。先ほどのものを比べるとこちらは焼きがよりパリっとしており香ばしい。ジューシーさは同じ位だが、甘味が弱く関東のものに近い感じ。

強子きよ



旨い。旨いがもうダメ。もう限界。もう入りません。2個ほど餃子を口に運び箸を置く。
早速、相方が「あれ、もう食わないんですか?食っちゃいますよ。」と喜々と食べ進める。めでたく完食。

目的を達成し満足感溢れる相方と腹いっぱいで歩くのも嫌という俺で店を出る。

「いやー旨かったですねー満足ですよ。やっぱり来て良かったな~」「うん。旨かったね。あんまり食えなかったけど。」「全然食ってなかったですよね。小食なんですねー」
いや、おまえが大食らいなだけだよと内心思いながら「実はもう1件行きたいお店があるんだよ。」「食い物屋ですか?やっぱり食い足りないんですか?」「(どれだけ食う気だよ)いっいや、食い物屋じゃないよ。流石に勘弁。実はネットで注文した靴があってね。そのお店が丁度浜松なんだよ。駅前周辺らしいんだけど。」っと携帯のネットで調べた地図を見せる。
「なるほど。駅の近くですね。いいっすよ。折角だし行きましょう。」

歩くこと20分程で駅前到着。流石に新幹線が止まるだけあって発展している。ちょうどクリスマス前だったので、駅周辺にデカイツーリがあった。何かのイベントが行われる予定らしい。

浜松駅周辺のクリスマスツリー



携帯の地図を見ながら進んでいると「一体どこ向かっているんですか?」「どこってさっき見せたお店だよ。」「方向逆じゃないっすか?ちょっと見せて下さい。」と俺から携帯を取り上げ「いやこれだよ。全然違ぇ。反対方向歩いていますよ。」
さすがカーナビなど要らんと豪語する名ナビゲータの相方である。瞬時に見抜く。一方俺は凄い方向音痴。地理感があるところなら迷わないが(当たり前)、初めての場所だとまず迷う。

そういえばタイのバンコクで酷暑の中10キロくらい間違った方角に歩いてしまい死にそうな目にあった。

名ナビゲータは「こっちこっち」とズンズン進んでいく。「多分この辺ですよ。」っと暫く歩き回って、ようやく着いたのが「S.mart」というお店。
このお店は前のエントリー『横縞大好き必見!「SAINT JAMES」』でも紹介したお店。

S.mart



ビルケンシュトックのモンタナという靴が欲しくて、ネットであちこち探し回った末に見つけたお店。サイズが43までなら楽天とかでも見つかるが、44(28cm相当)とか45(29cm相当)とかのサイズになると見つからない。
ネットで検索しまくってようやく見つけたお店である。2ヶ月程前に問い合わせをして、入荷したら連絡を貰うことになっていた。
ちょうど浜松に来る2日前に入荷連絡を貰ったのだ。
ちなみにモンタナっていう靴は↓


お店に入り早速取り寄せした旨と氏名を伝えると、直ぐに商品を出してくれた。44と45を履かせてもらい、サンダルは素足で履くので44だが、この靴は素足で履くことはないので45を購入。
散々お礼を言って店を後にする。

「それじゃ帰りますか。」と駐車場に向い車に乗り込みエンジンをかける。時刻は20時。まっすぐ帰っても12時は回る。
浜松に後ろ髪を引かれつつ、車を出す。

しかし、さっすが浜松。簡単には帰してくれない。予想外(期待通り)に標識に「御前崎」の3文字が。

「お!御前崎ですよ!俺ちょっと行ってみたかったんですよ。でもこの時間じゃ遅いなぁ」「いや、行くべきじゃないのか?ここで引いたら『漢』ではないぞ!」「でも、時間はヤバイですよ。御前崎寄ると帰宅時間が午前様になっちゃいますよ。」
靴を購入し満足な俺は勢いがに乗っている。「いやいや。俺はいつも言っているが『漢』たるもの、行かねばならぬ時がある!」「それを言われちゃ引けませんよ。」
「(2人で)行くぜ!

バカ2名様御前崎行き決定。

道中で「ガソリンヤバイ!ヤバイ!もう空!!」と慌てながら「あそこハイオク125円!安いぞ!安い!入っちまえ!」とガソリンを満タンにし、途中の原子力発電所を見て「スゲー!スゲー!!」と連呼し、いよいよ御前崎へ。

「おっ!あれ見ましたか!すげービームみたい!」「見た見た!あれはビームだ!すげー!」と御前崎の灯台から発せられる光線に歓喜をあげ、海岸沿いを走る。ようやく御前崎灯台に到着。

御前崎


寒い!
当たり前である暖冬とは言え真冬の海岸である。海風が強く寒い。
しかし北国出身の相方は違う。「寒い?何に言っているんですか?3枚も着ているんですよ。」

彼の独自理論によると、温かさは枚数で決まる。何を着ているかは関係ない。ダウンもコートもTシャツも1枚は1枚。3枚着ていれば十分なのである。ちなみに彼のこの日の格好はTシャツ(半袖)にフリース。2枚である。
一方関東出身の俺は、Tシャツにセータ、ナイロンパーカというイデタチで3枚着ている。
寒風吹きすざむ真夜中の海岸である。寒くないわけがない。体感温度は0度近いだろう。
しかし彼の中では温かさは「3枚の俺>2枚の彼」という公式なのである。
いや全く持っておかしい。

御前崎の灯台は、ガンダムに出てくるザクみたいであった。ザクのウィンウィンと目が動く部分みたいに、グリングリンっと光線を飛ばしていて圧巻だった。

もう何度目か分からないけど目的を果たした我々はいよいよ本格的な帰路に着いた。

100キロ並のスピードで流れる国道一号で「すげー!すげー!!」と連呼しつう、途中のマックでチーズバーガーセットなどを食い(この時は普通に腹減ったので俺も食った)、深夜3時に帰宅。

今回の浜松強行旅行は無計画性且つ無謀な旅行であったが、すげー面白かった。
浜松は思っていた以上に発展していて、大きな駅ビルもあったが駅周辺に個人経営の小さいお店もあって生活するのに楽しそうである。
また、風俗の呼び込みもなく、変なヤンキーもおらず治安もよさそうである。
住んでみたいなと思わせる素敵な街である。
次回はしっかりと下調べをしてさらに満喫してみたい。
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