2008.08.10(Sun)
世界遺産の五箇山の合掌造り集落「相倉合掌作り集落」

五箇山の合掌造り集落「菅沼合掌造り集落」から車を走らせ国道156号の飛騨合掌ラインを北上し20分、11時11分にもう一つの五箇山の合掌造り集落「相倉合掌作り集落」に到着。
「菅沼合掌造り集落」のエントリーでも書いたが、白川郷・五箇山の合掌造り集落は「Historic Villages of Shirakawa-go and Gokayama」として五箇山の「相倉合掌作り集落」は世界遺産に登録されている。
「相倉合掌作り集落」は、「菅沼合掌造り集落」よりも広く、合掌造り家屋の数多い。また地主神社や相念寺、原始合掌造り等もあり、「菅沼合掌造り集落」では見られなかった合掌造り家屋を観光することができる。
なお、各合掌造り家屋については「相倉合掌造り保存財団」のWebサイトの「相倉の合掌造り一覧」のページに詳しい。


相倉合掌作り集落も駐車料金は500円。駐車料金を払うと代わりに駐車券(領収書)と「ようこそ相倉合掌作り集落へ」というパンフレットが貰える。
このパンフレットの出来栄えが素晴らしく、表面は茶色の単色だが、裏面は4色刷りの相倉合掌作り集落の地図になっている。主要な合掌造り家屋の名前や見所が示されており重宝する。
駐車場の脇、相倉合掌作り集落の入口付近には「相倉合掌造り保存財団」の合掌造り家屋がある。この家屋に向かって左側に喫煙所がある。
ちなみに「相倉合掌作り集落」に限らず、「菅沼合掌造り集落」、白川郷の「萩村合掌造り集落」のいずれも禁煙である。喫煙は所定も喫煙所でするように。

「相倉合掌造り保存財団」の合掌造り家屋の左側にあるのが、「世界遺産 相倉合掌作り集落」と刻まれた石碑。こういう石碑があると必ず写真に撮ってしまうのは俺だけだろうか?


「相倉合掌造り保存財団」の合掌造り家屋の裏手から、相倉合掌作り集落が一望できる展望場所への道が続く。田んぼと畑のあぜ道を通り抜け、小高い丘を登って5分程度で展望場所へ辿り着く。
展望場所は看板が立てられているので直ぐに分かるが、看板が立てられている場所よりも若干左寄りから眺めたほうが相倉合掌作り集落の全貌を拝むことができる。
なお、展望場所へのあぜ道の途中で相倉合掌作り集落を写生している人たちが居ました。

あぜ道を戻り、「世界遺産 相倉合掌作り集落」の石碑から、相倉合掌作り集落の中央を走る道を進むと、合掌造り家屋の「茶店 まつや」がある。


「茶店 まつや」の向かいにある家屋の軒先で野菜が売られていました。トマトは残念ながら売り切れ。きゅうりは1本20円と安く、きゅうりだけが流水で冷やされていました。


きゅうりを1本取って、料金箱にお金を投入。「美味い!」と思わず口に出てしまう美味さです。相倉合掌作り集落で食べるきゅうりは格別。
ちなみに、きゅうりの背景に写っているのが「相倉民族館1号館」。


「相倉民族館1号館」を過ぎて、相倉合掌作り集落の端まで行って折り返し、田んぼの脇を通る道を歩く。真夏の猛暑で汗が吹き出るが、稲は青々とし、草花が生い茂り、その背後に立つ合掌造り家屋は夏ならでは。
冬の雪の中の写真が有名ですが、夏の合掌造りも格別です。


史跡指定記念碑の周りの合掌造り家屋。この辺りは観光客も閑散としており、合掌造り家屋が集まっている一角です。

史跡指定記念碑と「原始合掌造り」。「相倉合掌造り保存財団」のWebサイトの「相倉の合掌造り一覧」のページによると「合掌小屋造り」とあり、平成4年に再現されたものらしい。
石碑には「国指定 越中五箇山 相倉集落」と刻まれている。


「相倉合掌作り集落」の寺、「相念寺」。屋根は合掌造りで、柱や門はお寺らしい建築様式になっている。合掌造りと寺の建築様式の融合を見るようで面白い。


「相倉合掌作り集落」の神社「地主神社」。杉の巨木が林立し、静謐な雰囲気が流れます。心なしか空気もヒンヤリと涼しい。
神社の右側には皇太子殿下御歌碑があり、「五箇山を おとずれし日の 夕餉時 森に響かふ こきりこの唄」とある。


合掌造り家屋を生かした民宿「勇助」。一際大きい合掌造りです。「世界遺産 相倉合掌作り集落」の石碑の裏手にあります。
この辺りから望む 相倉合掌作り集落は、青い田んぼの上に合掌造り家屋が浮いているようで美しい。夏ならでは風景です。


一休みしようと駐車場の入口にある合掌茶屋「相倉屋」に入りました。こちらも合掌造り家屋を使った茶屋です。


五箇山豆腐とぜんざい。五箇山豆腐は固めの豆腐で、綿豆腐よりも固め。しっとりとして、しっかりとした弾力があり素朴な味わい。
冷たいぜんざいには焼きたての「とちもち」が入り、冷たく甘く暑さで火照り、疲れた体を癒してくれます。
両方に付いている漬物は赤かぶの漬物。この辺りでは赤かぶが名産らしい。

「相倉屋」で売っていた「とちもち」。「とちもち」は栃の実で作ったお餅のこと。

食べ物の後で恐縮ですが、駐車場に設けられていたトイレ。トイレまで合掌造り風でした。
相倉合掌作り集落に滞在したのは1時間程。続いては今回の旅のメインである白川郷の「萩町合掌造り集落」へ向かいます。
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