2008.10.05(Sun)
「魚藍亭(ぎょらんてい)」のレトルトカレー「元祖よこすか海軍カレー」を食す!


8月のお盆の最終日に三浦半島で灯台巡りをした際に、横浜横須賀道路の横須賀パーキングエリアで沢山買ったレトルトカレーの一つがこの「魚藍亭(ぎょらんてい)」の「元祖よこすか海軍カレー」。
「魚藍亭(ぎょらんてい)」という横須賀でも有名な横須賀海軍カレーのお店で老舗中の老舗。実は8月の終わりに横須賀湾にぽっかりと浮かぶ無人島「猿島(さるしま)」に行ったついでに、横須賀のどぶ板通り商店街にある「魚藍亭(ぎょらんてい)」の「海軍カレー館」で本家本元の海軍カレーを既に食べています。
当然お店の方で食べた海軍カレーの方が美味しいに決まっていますが、本物の味にレトルトカレーがどこまで迫れるのか、検証をしてみました。

まずは「元祖よこすか海軍カレー」のパッケージから。パッケージの表面の左側には何やら薀蓄が書かれています。そのまま転記すると以下の通り。
「海軍割烹術参考書」ヲモトニ横須賀ノ老舗「魚藍亭」ガ今ニ再現シタ元祖・海軍アレーノ味
「海軍割烹術参考書」が具体的に何なのかは書かれていませんが、レシピ本の類なのでしょうか。

パッケージの裏面にも謳い文句が書かれています。同じく転記すると以下の通り。
明治四十一年につくられた軍隊食のレシピ「海軍割烹術参考書」をもとに、横須賀の老舗割烹『魚藍亭』が当時の「カレイライス」の味を忠実に再現。「元祖・海軍カレー」がここに堂々誕生である。時を越えた深い味わいをどうぞご堪能ください。
やっぱり「海軍割烹術参考書」はレシピ本のようです。それにしてもさりげないアピール振りが素晴らしい謳い文句。これを読むと「買ってみても良いかな」と思わせるコピーです。まぁそう思わされて買ってしまった訳ですが。

いよいよ実食ということで、「元祖よこすか海軍カレー」を温めてご飯に掛けてみました。
まず見た目ですが、「魚藍亭」(ぎょらんてい)の「海軍カレー館」で見た「元祖よこすか海軍カレー」とほとんど違いはありません。
唯一の違いは本店の「元祖よこすか海軍カレー」では肉の代わりにコンビーフが使われていたのに対し、レトルトの方には牛肉が入っています。
他のジャガイモやニンジンは具材は煮崩れておらず、しっかりと形を保っています。レトルトカレーとしては見た目の点で十分にレベルが高い出来栄えと言えるでしょう。
味の方は意外とあっさりとしています。本店の「元祖よこすか海軍カレー」はコンビーフが多分に入っているためかコクがあって濃厚な味わいでしたが、レトルトの方はあまりコクは無く、拍子抜けしてしまうくらいにサッパリしています。
本店で食べた「元祖よこすか海軍カレー」はコクだけじゃなくて、具材から出た複雑な味が絡み合った美味しさがありましたが、レトルトカレーの方には残念ながらそれが感じられません。のっぺりとした平坦な味です。
結論から言うと本店の「元祖よこすか海軍カレー」の方が断然美味しいです。レトルトカレーだけを食べて「元祖よこすか海軍カレー」ってこんなものだと思われてしまうのが本当に勿体無いと思います。
レトルトカレーだけで「魚藍亭」(ぎょらんてい)の「元祖よこすか海軍カレー」を判断しないで、是非横須賀の「海軍カレー館」で本物を食べてみて欲しいですね。本当に段違いで美味しいですので。
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| 2008年11月19日(水) 12:43 | | コメント編集
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