2008.11.07(Fri)
REDWINGのブーツ「8163」を革専用の洗剤「サドルソープ」で洗う


ずっと以前に靴をサドルソープで洗ったというエントリーを書いたけど、写真も撮ってなくてちょっと分かり難いエントリーだった。今更ながらちょっと反省・・・・
という訳で、今回はREDWINGの「8163」というもう廃盤になってしまっているブーツをサドルソープで洗おうと、折角なので写真を撮って改めてエントリーを書き上げてみました。
ちなみにこの「8163」は4年くらい前の富士山登山で履いてしまい、慣れない登山だったのでアチコチぶつけて傷だらけになってしまって、おまけにそのまま放置していたので泥まみて、埃まみれになってしまっていた。そのまま放置すること数年・・・・つまり積年の汚れが積もりに積もったブーツを洗ってあげるという訳です。
更にちなみに、サドルソープはその名の通り、元々は馬の鞍を洗うための「石鹸」でスムースレザーで出来た革製品全般を洗うための石鹸で、当然革靴も洗うことができます。靴を洗うのは最終手段の中の最終手段ですが、今回は敢えてその最終手段にチャレンジです。


サドルソープで靴を洗うには、まず靴を満遍なく水に浸すことから始まります。狭いワンルーム住まいなのでバケツなんて無いので、バスタブに水を張りその中にブーツをドボンと投入します。
REDWINGの「8163」はクレープソールのブーツで、このクレープソールが軽く水に浮いてしまうため、左側の写真のようにソールが上に向いた状態でブーツが浮いてしまいます。
中まで満遍なく濡らすために手で押し込み、ブーツの中まで水に浸かるようにします。満遍なく濡れたらこのまま適当な間放置します。


よい感じでズブ濡れになったブーツをバスタブから取り出して、サドルソープを用意します。
左側の写真の丸いプラスチックの容器の中に入ったオレンジ色の物体がサドルソープの本体である石鹸です。横にある黄色いのがサドルソープ専用のスポンジです。
付属のスポンジを水に浸しサドルソープをよく泡立てて細かい泡を大量に作ります。

よく泡立てたサドルソープの泡をスポンジに取り、スポンジで優しく念入りにブーツを洗います。「ゴシゴシ」洗うのではなく優しく表面を撫でるように洗います。ただ、優しく洗うのは革靴の場合で、これは元々ワークブーツで頑丈なので多少が力を入れて洗ってしまいます。
ブーツ全体を泡まみれになるように丹念に洗い、忘れずにブーツの中やベロも洗っておきます。
ちなみに写真ではブーツに紐が付いたままですが、本来であれば紐は外した方が良いです。この時は紐を付けたまま水に放り込んでしまったので、「まぁいいか」と面倒なので紐をつけたままにしてしまいました。


サドルソープの泡には栄養が含まれているので、洗い流さずにブーツに泡が付いたそのままの状態で暫く放置します。
時間が経つと泡が大方消えるので、ブーツの中に新聞紙を詰めます。新聞紙が直ぐに水を吸収してビショ濡れになるので、頃合を見て何度か新聞紙を交換します。新聞紙があまり水を吸い込まなくなったら新聞紙を詰めたままの状態で放置します。ちなみにこの時は新聞紙が水をあまり吸わなくなるのは3回目でした。様子を見て判断しましょう。
そうそう。放置するときはこの前書いた濡れた革靴の手入れ方法と同じく風通りの良い場所の日陰に置きます。日向に置いたり風通りがあまりよくない所に置くとひび割れたり、カビが生える可能性がありますのでご注意を。
一晩立つとまた新聞紙が濡れているので取り出します。新聞紙の濡れ具合にも拠りますが、あまり濡れていなかったら、新聞紙は詰めずにこのまま自然乾燥させます。このブーツの場合は3日間程でほとんど乾きました。
乾いたら普段の手入れと同じく栄養クリームを塗って、補色クリームを塗ればOKです。手入れをした後のブーツの写真は後日アップします。
■11/18追記

こちらが手入れが完了したREDWINGのブーツ「8163」です。モゥブレイのデリケートクリームを塗りこんで栄養を与え、同じくモゥブレイの補色クリームで傷を隠しました。
デリケートクリームは塗った後しばらくおいて吸収したことを確認して再び塗るを繰り返して3回塗り、補色クリームは特につま先が傷だらけだったのでつま先を中心に塗っています。そのためつま先が他の所よりも濃い色になっています。
サドルソープで靴を洗った後には、革は水によって栄養が流れ出た状態になっていますので、いつもよりも大目に栄養を与えるようにしましょう。
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