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2008.11.21(Fri)
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持病の粉瘤がまたまた悪化して病院に行ってきた

あまり世の中には知られていないが、患っている人には面倒極まりない病気に「粉瘤(ふんりゅう)」という病気がある。俺の持病がこれで詳しくはこちらのエントリーに書いているんだけど、1週間ぐらい前からジンワリとケツが痛くなってきたなぁと思ったら、案の定痛くて歩けないぐらいに腫れてしまった。前回の記憶が頭を過ぎり嫌だなぁと思いつつ病院に行ってきました。

ちなみに「粉瘤」が腫れたのは夏に三宅島に行ったとき以来。あの時も三連休だったけど、今回も三連休前。俺の粉瘤は連休を狙って腫れるのだろうか?

朝一で会社に電話を入れて休むことを伝える。会社には俺の病気がどんなものであるのか、ちょっとグロ目なページを教えて周知してあるのでスンナリを休みが取れた。まぁ前日からまともに椅子に座れない状態だったので察していたんだと思うけど。

で、いよいよ病院へ行くことに。この前行ったのは東京女子医科大学東医療センターだったんだけど、あのドSな女医に当たるのが怖くて、別の病院へ行こうと、初めは近所にある「田端中央診療所」に行ってみた。
受付でちょっとハスっぽい受付嬢に症状を伝えると、皮膚科は木曜日しか受け付けていないと言う。「だったらWebに書いておけよ。」という言葉を飲み込み、内科で診療して薬だけもらえないかと相談すると、後ろをピンク色の白衣に身を包み両手をポケットに突っ込んで偉そうに歩いていた女医にコソコソと相談に行ったが、その女医の表情からは「断りなさい。」というメッセージが読み取れた。
受付嬢からは案の定の返事を貰い、「近くの皮膚科はどこか?」と尋ねると南千住の方だと言う。バスに乗るのも面倒だし知らない土地で痛いケツを引きずりならが歩くのもシンドイので礼を言って立ち去る。

仕方が無いので一旦帰宅しネットで病院を探し回る。ネットを探しまくった挙句にこれならという病院を3つ見つけた。
一つが日暮里にある「菊地皮膚科医院」。皮膚科の専門医院で、院長の菊地先生は慶応大学卒という中々のエリート。内心早慶戦になるかも(ちなみに俺は早稲田卒です。)しれんと思ったのは内緒です。
もう一つが西日暮里にある「小林皮膚科医院」。西日暮里駅から徒歩で5分ほどと非常に近所。名門エリート学校の開成中学の少し先にあります。
最後がちょっと遠いけど高田馬場にある「皮フ科わくいクリニック」。アトピーの治療では中々評判らしいです。
ちなみに大学病院は意図的に避けた。上にも書いた通りまた変な医者に当たるとも限らないし、見世物的に嫌な思いをする可能性をなくしたかったためだ。結果的にこれが大間違いになるんだけど・・・・

病院に行かなければならないんだけど、気が進まないあの気持ち。歯医者の行く前のあの気持ちと言えばお分かりになるだろうか。粉瘤の場合は腫れてしまっているということは、患部に膿が溜まってしまっていて、これを排出しなければならない。排出するには出口がなければならない。つまりメスでズバっと切って、グイグイと押して膿を出すのだ。これが文字通り痛い。痛いなんてもんじゃない。泣ける。マジ泣ける。大人泣きの男泣きである。こんな痛い体験が待っているというのに気が進むのは心底Sな奴だけである。

悩んでいても仕方がないので、まずは「菊地皮膚科医院」へ電話を掛ける。電話口で症状を伝えると「多分処置できますよ。」という返事。「多分」とは曖昧な返事だなぁと病気に掛かった時特有の不安に煽られている気持ちがそう考えさせる。次に「皮フ科わくいクリニック」に電話をするが営業時間外だったので誰も電話に出なかった。

「じゃ、行くか」と意を決して山手線で日暮里に向かうために西日暮里駅へ痛むケツのお陰で足を引きずるように変な格好で歩く。西日暮里駅に着いたときにふと思い出したのが「そういえば、ネットで見つけた小林皮膚科医院って西日暮里の近くだったな。電車に乗るのもシンドイからそっちにするか。」とあっさりと目的地変更。この変更が2番目の間違いの元だった。

「小林皮膚科医院」に着くと直ぐに悪い予感が頭を過ぎった。何故だかこの時は分からなかったけど、「皮膚科」と「歯医者」が一緒になっていること。俺が嫌いな二台巨頭が勢ぞろいである。
歯医者は昔親知らずを抜くときにハンマーとノミ(医学用語ではどちらかを「パーパセル」と言うらしい)を持ち出されてガッツンガッツン砕かれて抜かれた(抜くという行為には程遠いけど)経験がある。それ以来歯医者ほど信用していない者はいない。「皮膚科」については上述の通り。

「やばそうだな。」と思いつつ、痛いケツを堪えながら階段を上がると待合室には既に数名が待っているた。待合室に面した受付で症状を伝えると「予約制になっているので、50分位待つことになります。午後の診療開始は15時なので16時前頃です。」と言われ、痛みを堪えつつ待合室で待つことに。

待合室で待っていると何やら威勢の良い声が奥の方の診療室から聞こえる。話の内容は覚えていないが「電通がどうたら、アサヒがどうたら」という声が聞こえる。待合室の壁に目をやると新聞紙の張り紙があった。どうやら「小林皮膚科医院」の先生が医療について述べている記事らしいが、よく見るとタイトルに「広告」と書かれている。どうやら新聞広告の請求の件で電話で話しているらしい。
この時に不安に感じたのが、電話の話の内容よりも「待合室まで筒抜けである声」の方。っつうか会話の内容を聞く余裕なんてありません。
先にも書いた通り粉瘤の処置は多大なる苦痛を伴う。特に痛みに弱い俺が一声も発することなく絶えることは非常に困難である。「ヤバイ!逃げるか!」という考えが頭に浮かんだが、「いや、ここで逃げたら格好悪いし、何よりも可愛い受付嬢にみっともないではないか!ここは男らしく根性をみせねば!」と肝を奮い立たせて平静を装う。

15時を廻り午後の診察が始まる。患者さんが次から次へと呼ばれ、その度に院長の女医と患者との会話が漏れ聞こえてくる。これはヤバイ。これだけ「普通の声」が聞こえるんだったら、苦痛な声なんて凄く聞こえてしまう。戦々恐々と待っているといよいよ俺の名前が呼ばれてしまった。

「ええい!ままよ!」と何度目かになる決心を決めて、いざ診療室へ。以外にがっちり体系で声がよく通る院長先生に症状を伝える。「ふんふん。お尻なのね。じゃあ見せて。そこのベッドに横になって見せてちょうだい。」と丁寧だけど逆らえようが無い指示を受け、いそいそとズボンを脱いで、パンツをおろしてケツが丸見えの状態であお向けになって患部を見せる。

「あらら、これは随分腫れちゃっているわねぇ。」と優しくとも聞こえる言葉とは裏腹に、ぐいぐいとパンパンに腫れている患部を遠慮なく指で押し付ける。「痛い!痛い!先生痛いっす!」。受付で誓った言葉はどこへ、情けない声が漏れてしまう。いや本当に痛いんだって。だってまともに歩けなくて座れないぐらい痛いんだもん。

「これは出しちゃうしかないわね♪」
何となく語尾が踊っているような印象を受ける言葉を発しながら、院長先生が引出しから何やらバンドエードのような紙に包まれたものを破いて取り出そうとしている。「ヤバイ!あれはメスだ!!」

「出すってひょっとして切るんですか?」
「そうよ~♪だって切らないと出せないでしょ♪」
「先生!麻酔は!?麻酔はぁ!?」
「麻酔は痛いからしません!!」

逆らえようの無い否定っぷりである。そして自分が口にした言葉が情けないったらありゃしない。

「じゃ~切りますよ~♪」
ズブっというパンパンに腫れた患部にメスが突き刺さる感触。そしてその瞬間に電光石火で駆け巡る激痛の嵐。
「痛い!痛い!痛い!痛い!先生痛い!すげー痛い!トンでもなく痛い!痛い!ぐぁああああぁぁぁああ」と本当に情けなく漏れてしまう嗚咽と言葉。いや本当に痛いのよ。だって刃物が自分に刺さったら痛いでしょ。炎症を起こして腫れに腫れた場所に麻酔なしで刺して引き裂かれているんだから痛いなんてもんじゃないのです。

「はい!膿出しちゃおうね♪」と切ったあとに指でグイグイと押し捲る。
「あjfぽあうfぱjふぁういふぁあ」ともはや言葉にならない言葉が押し出てしまう。

「もう少し切りますよ♪」とズバっと再び切られる俺のケツ。
「いぃたぁぁいぃぃ・・・」。もう絶句である。痛みのあまりに声も出ない。

その後はグイと押される度に激痛が走り、口からは「痛い!」という声が出てしまうという地獄の輪廻。まさに七転八倒である。

何時間にも感じられる処置が終わって、放心状態で受付室に戻ると受付室には妙な空気が充満していて、順番待ちをしている患者さん達からは「一体何があったのか?」という狼狽と好奇心の表情がはっきりとは出さないかかすかに見え隠れしている。恥ずかしいったらありゃしない。もう走って逃げ出したくて仕方がない。

羞恥心にまみれて、受付で会計を済ませて薬局で痛み止めと化膿止めの薬を貰い、確かに来た時よりは大分緩和された患部の痛みを引きずりつつ、処置の時の痛みと待合室の恥ずかしさを思い出しながら帰路に付きました。


ちなみに面白おかしくするために脚色して書いていますが、粉瘤のこうなってしまった場合の治療はどこの病院でも同じで、メスで切って膿を出すしか方法はありません。「小林皮膚科医院」の処置の腕はしっかりしてて、夜にはほとんど痛みを感じなくなり、普通に座れるぐらいに回復しました。あの時の苦痛はどこへ本当に楽になりましたね。
翌日にも通院しましたが、病状を詳しく説明してくれて自分の病気がどういう状態にあるかよく理解できました。意外な名医なのかもしれないですね。
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