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2008.11.30(Sun)
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パソコン自作の情報収集方法と初期不良への対処方法

パソコン自作超入門 2008―必ず組める、必ず使いこなせる! (2008) (日経BPパソコンベストムック 日経WinPCセレクト)
このブログではパソコンの自作のエントリーも幾つか書いていたりするんだけど、実は俺はそれほどパソコンパーツに詳しい訳ではありません。

数年前のまだPentium4の時代に初めて自作をして以来、パソコンパーツや自作の世界からずっと離れており、今年の4月頃に電源不調のため電源を購入したのを切欠にパソコンパーツを一式リプレイスしました。ついでにMicroATXの小さいパソコンを作るかともう一台を組上げました
もちろんすんなりと上手く言った訳ではなく、自作につきものの初期不良に苦しみ原因切り分けをしたりしました。
そして、グラフィックボードのファンを交換してみたり、CPUファンを交換したり、ケースファンを交換したり、はたまたシルバーグリスに塗り替えて温度比較をしたり、増設ファンでグラフィックボードのVPU温度比較をしたりと色々な実験をしたりしていますが、パソコン自作については素人に毛が生えた程度の知識とスキルしか持っていません。

そんな俺が心がけているのは、兎に角情報収集を念入りに行なうことです。何でこんなエントリーを書こうかと思ったのは、この前書いたある馬鹿の自作失敗談が切欠です。

PCパーツの動向を把握し、基本的な知識を身に付ける

PCパーツの動きは本当に速いです。次から次へと新しいCPUが発表され、それに応じてマザーボードも新しいチップセットのものが発売されます。中でも進化が早いのはグラフィックボードです。グラフィック性能を必要が無い俺からすると目まぐるしく新しい製品が発表されているなぁと思います。
暫くPCパーツの動きから離れてしまっていると、まさに鎖国状態でサッパリ分かりませんになってしまいます。そんな状態でPCパーツを購入しようとしても何を買ってよいのか迷うだけです。

まずは今現在の動向を把握して基本的な知識を身に付ける必要があります。どのような製品があり、どんな性能なのか。これが意外に骨が折れる作業で、何にも分からない無知な状態から一つ一つ情報を集めていくのに何を切り口に探せば良いのか迷います。

CPUとHDDの動向把握に立つのがimpressの「AKIBA PC Hotline!」です。このサイトには「メモリ最安値情報」、「CPU最安値情報」「HDD/SSD最安値情報」が載っており、毎週更新されています。
値動きがある製品というのは市場に出回っている製品ということです。市場にはどのような製品があるのかがある程度把握することができます。
そしてCPUにはシリーズがあります。Intel製だと「Core2 Dou」「Core2 Quad」、そしてつい先日リリースしたばかりの「Core i 7」です。このシリーズ名を抑えることがマザーボード選びで大切になります。
シリーズ名は意外なことにWikipediaの情報が役に立ちます。相当細かく載っているのでチェックしてみましょう。

CPUが分かってくると次にマザーボードです。CPUにはソケットという形状があり、基本的にはこのソケットに対応したマザーボードしか装着できません。「基本的」と書いたのはアダプタを介して本来装着できないCPUを装着することが出来るのですが、これは相当にスキルと知識が身についてからチャレンジすることなので割愛します。
マザーボードのスペックには「何のソケットに対応しています。」と書かれていることはあまりなく「Core2 Duoに対応」などとCPUのシリーズ名で書かれています。なのでまず初めにCPUを調べることからスタートした訳です。
マザーボードにはソケットと共に大事なのがチップセットです。チップセットは端的に言ってしまえばPCの心臓部に相当するものです。CPUが頭脳、メモリがワークスペース、HDDが保存場所、グラフィックカードがお絵描きさんだとすると、それらを血管のような回路を通じて全体としてコントロールするのがチップセットになります。
チップセットについてもWikipediaの項目に系列別に書かれていますが、概要のみであるため具体的にどのマザーボードなのかが分かり難いです。
この段階ではマザーボードは大まかにソケットとチップセットが重要なのだと分かれば十分です。

HDDについては同じく「AKIBA PC Hotline!」でどんな製品があるのか大まかに覚えましょう。HDDは後から増設できるのであまり気にする必要は無いかなと思いますが、プラッタ容量とキャッシュ容量には注意です。
プラッタとはHDD内部にある磁気ディスクの円盤のことで、この一枚辺りの容量がプラッタ容量です。プラッタ容量が大きければ、同じHDD容量でもプラッタ枚数が減るので物理的に稼動する部品が少なくなり故障率が低くなること期待できます。

メモリは最近はメモリ価格の下落が進んでいるし、安くて大容量のメモリが買えるのでとりあえず有名メーカー辺りを覚えて置けば良いでしょう。

グラフィックボードの動向を把握するのは中々難しいです。グラフィックボードのチップベンダーはNvidaとATI 2つが主流で、前者は「Geforce」、後者は「RADEON」という名称のGPUを作っています。特に悩ましいのかシリーズ名です。「GeForce 9800」と「HD 4850」がそれぞれ最新なのかな?
基本的に数字で示され数字が大きいほど性能が高いですが、複雑怪奇な型番でゲームもやらない自分自身に興味が無いだけにサッパリ苦手な分野です。
今の世代、前世代、前々世代あたりを抑えておきましょう。グラフィックボードの概要を知るにはWikipediaが役に立ちます。各世代の基本的な性能やスペックが良くまとまっています。
まっグラフィックチップが同じであれば描画性能も基本的に同じなので、後はメーカー個々の商品を吟味することになります。

電源が一番難しいですが、最も大切なパーツの一つです。安くて粗悪な電源だと電源故障時に他のパーツを巻き込んで故障することがあります。これは必要なワット数が分かってきたら調べることにしましょう。

以上で各パーツ毎の大まかな動向を把握しておきます。

自分の要求を整理し再整理する

話が前後するようですが、各パーツの大まかな概要が把握できたら今度は自分が何をしたいのか要求の整理です。

よく自作の世界では「何をしたいのか要求を整理してからパーツを買え」と言われますが、これはある程度知識があって初めて成り立つ話です。サッパり分からない中で要求だけあっても右往左往するだけで何も決まりません。なので一番初めに各パーツの動向を把握し基本的な知識を得るわけです。
もちろん自作をすると考えた以上はある程度要求が自分の中にある訳ですが、動向を調べていくと共に知識が増え自分の要求が固まってくるというのもあります。ある程度分かってきたら要求を再整理してみましょう。

そして整理してみると「メーカー製のPCでも十分じゃないか?」と気が付くこともあります。DellやHPであれば非常に安価で高性能なPCが自作するよりも安く買うことができます。自作をしたいのか、パソコンを通じて得られるものが欲しいのかを良く考え直してみましょう。

それでも尚自作の方が良いのであれば、身に付けた知識と共にある程度パーツの絞り込みをしましょう。予算との兼ね合いもありますのでCPUは大まかにこれ位の性能、メモリ容量はこの位、HDDはこの位、マザーボードに割ける予算はこの位と言った具合です。

ちなみに参考までに自分の場合は、用途はWebが中心となり、デジカメ画像やフィルムスキャーなスキャンした画像のレタッチ及び保存です。
処理は早い方が良いので最も重視するのがCPUですが、この程度の処理ならば高性能はCPUは必要ありません。ただしPhotoShopを起動したり、デジカメにバンドリングされているソフトを起動しながらWebで検索するという並行処理をするのでDualコアのCPUを選択しました。
そしてメモリは価格が安いこともあり最大容量を積みました。16bitOSなら認識できるのは4GBなので4GBにします。RAMDISKも使わないのでこれで十分です。HDDはOS起動用に小容量のものにしておきます。データ保存用は別にしておきます。これはOSがクラッシュした場合の被害を最低限に留めるためです。
画像の編集程度ではグラフィックは高性能なものは必要ないので廉価なものにします。具体的には数世代前やローエンドなものです。
マザーボードはチップセットと大まかな予算だけが決まります。電源も大まかな予算だけです。この2つについては後述します。

つまり自分の場合は、CPU>メモリ>HDD>グラフィック・マザーボード・電源の順でこの段階での大まかな優先順位が決まります。

各パーツの情報を収集し候補を絞る

PCパーツの動向がわかり基本的な知識を得てある程度自分が要求するスペックが分かってきたら、パーツ個々の情報を集めていきます。

自分がピックアップしたCPUで要求は満たせるのか?不具合報告が無いのか?このCPUを載せるマザーボードは何が良いのか?また載せることができるのか?不具合は無いのか?グラフィックボードは望む性能が得られるのか等々です。

そこで役に立つのがやはり口コミサイトです。価格コムのパソコン版coneco.net (コネコネット)のPCパーツ、そして2chの自作版です。偉大な先人達の貴重な経験が得られますし、アドバイスが得られます。

価格コムのパソコン版は有名だけあって多数のユーザが集まり、情報も充実しています。ただあまりネガティブな情報が入手できないという側面もあります。これはコミュニティの質とも言える部分でしょう。
またあまりマイナーな製品の情報は集まらない傾向があります。例えばグラフィックカードは膨大な製品数がある訳ですが、ハイエンドに情報が集まり、ミドルレンジやローエンドはあまり情報が集まらないようです。

coneco.net (コネコネット)のPCパーツはPCパーツのレビューが充実しており、こまめに読むと貴重な情報を得ることができます。またPCパーツのおすすめ記事・レビューはユーザが投稿したレビューブログの集まりで、色々な情報を入手することができます。RSSリーダーに登録しておくと便利です。

2chというとアングラな印象がありますが、自作版はそんなことはありません。こちらはCPUやグラフィック、電源、マザーボード等の全てのパーツのスレが満遍なくあり、目的の情報が得やすいです。
マザーボードは鉄板と呼ばれるマザーが紹介されています。ここである程度の情報を入手して、価格コムのパソコン版coneco.net (コネコネット)のPCパーツPCパーツのおすすめ記事・レビューで情報収集をするのが良いでしょう。
電源は更に情報が集まっています。廉価で評判の良い電源もありますし、質の悪い電源も紹介されていますのでここで情報を集めましょう。
上にも書きましたが、電源は軽視しがちなパーツですが、万一の際の事故リスクを考えると最も大事なパーツです。粗悪な電源を買ってしまい後から甚大な被害が発生してからでは遅いです。安全で品質が高い電源を買うようにしましょう。
ただし、2chは普通のブラウザで見ると非常に読み難いです。専ブラを入れるかFireFoxを使っているのならbbs2chreaderを入れましょう。

グラフィックボードが詳しくレビューされているのが、4Gamer.netの「4Gamer.net ハードウェア」です。最新のGPUが発表されるたびにレビュー記事や性能比較記事がアップされ、また冷却ファンの交換記事が詳しく載っていたりします。
レビューは詳細と言えるレベルで描画性能から消費電力、騒音まで本当に詳しく載っていて重宝します。これもRSS配信されているのでRSSreaderに登録しておきましょう。

そして忘れてはならないのが製品名で検索することです。「製品名 レビュー」や「製品名 不具合」などのキーワードでGoogleで検索すると思わぬ貴重な情報に出会えることがあります。

こうして情報収集をしていくと、候補に上がっていたPCパーツを絞り込むことができます。また新しく候補が見つかったりします。

例えば自分の場合は初めはCPUに「Core2 Duo E8400」を考えていましたが、調べているうちに性能的に「Celeron Dual Core E1200」でも十分なことが分かり変更しました。当時E8400は2万円超の価格で、E1200は6千円程度の価格でした。差し引き1万4千円が浮いた計算になります。
また、グラフィックボードは消費電力が低く、十分な性能が得られる上に安価な「7600GST」を見つけることができました。

それでも初期不良は発生するもの

入念に情報収集をしても不具合や初期不良は発生するものです。
自分の場合だと鉄板と賞されていたマザーボード「GA-P35-DS4」と「Pentium Dual-Core E2160」が巻き込み故障しました。どちらが原因か分かりませんが、片方の初期不良がもう片方を巻き込んでしまったのだと推定できます。

初めはマザーボードだけの不良だと思ったのですが、後から原因切り分けを行なった結果CPUも故障していたことが判明しました。この時は原因切り分けを行い、故障が疑われたCPUを別マザーでテストして故障していることを確認し、経緯を含めて説明して交換してもらうことができました。

自作にはリスクがつき物です。そして自己責任の世界です。初期不良が発生した場合も慌てずに冷静に原因切り分けをする必要があります。原因切り分けをするに当たって他のパーツが必要になる場合もあります。嫌だったら充実したサポートが受けられるメーカー製PCでも買えば済むだけの話です。

PCパーツの初期不良交換の受付期間は決まっています。多くは2週間か1ヶ月です。その間に初期不良の洗い出しをしましょう。

初期不良の洗い出し方は起動しなければ分かりやすいです。CPUなのか、マザーなのか、メモリなのか、電源なのか一つ一つ洗い出して行きましょう。
無事に起動しても、メモリやHDDは分かり難いです。メモリはmemtestでテストしてみるのが良いでしょう。

初期不良が発生したら購入店で交換をしてもらう訳ですが、その際にどこのお店も箱や説明書、ケーブル類等の商品一式と購入時のレシート、オンラインショップで買った場合は納品書が必要です。
初期不良は後から出てくる場合もありますので、初期不良交換期間の間は捨てないように保管しておきましょう。

最後に

PCパーツ業界は寂しい話で尽きません。高速電脳が閉店したり、「User's Side」が閉店し、九十九電機も存続が危ぶまれている。あの大手の九十九がまさか!と言ったニュースで驚いた人も多いはず。
でも、PCパーツは毎日のように新しいパーツが発売されてて、秋葉原のPCパーツ屋が軒を並べる通りに行くと寂しいニュースが嘘のように活気に溢れています。この様子をニーズはあるし人気もあるしまだまだ大丈夫じゃないかと期待してしまいます。

PC自作は自己責任ですが、その反面自由度は非常に広く「こうしたい!」と思ったパソコンが自分で作れてしまう魅力的な世界です。特に自分の場合はパソコンを通して得られる何かよりもパーツを組んだり、パーツを交換したりすることが楽しくて仕方がありません。グラフィックボードの冷却フィン交換なんてワクワクドキドキするし、ファン交換して静音性が向上したのと温度が下がったのを見ると嬉しく感じます。

このエントリーは乱筆の上に長ったらしい文章で読み難いですが、自作をこれから始めようとする人や久しぶりに自作しようと言う人の役に立てたら幸いです。
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